和洋学園では、生徒、学生、教職員、保護者、受験生などの人権が尊重される環境づくりに努め、様々なハラスメント防止への取り組みを行っています。その一環で、意識向上や啓発活動を目的として、在学生がハラスメント防止ポスターを制作。デザインを担当した日本文学文化学科 文化芸術専攻の4年生にインタビューしました！

山川夢月さん
日本文学文化学科 文化芸術専攻4年（※取材時）
受験した入試制度：総合型選抜

――ポスターを制作することになったきっかけを教えてください
昨年、参加したデザインフェスタで展示した、私の作品を見た学科職員の方に、「やってみない？」と声がけしていただいたことがきっかけです。以前から「ポスター制作に挑戦してみたい」と考えていたので、またとない貴重な機会だと思って、挑戦することに決めました。

――自身のデザインが選ばれた感想を教えてください
素直に、とても嬉しかったです。今回のポスター企画が和洋女子大学としても初の試みだと聞き、そのような節目のプロジェクトに携わることができ、光栄に思っています。

【写真】山川さんがデザインしたポスター

――今回、制作したポスターのテーマやコンセプトを教えてください
「ハラスメント防止」の啓発ポスターでありながら、あえてポップで印象的なデザインに仕上げることを意識しました。私自身の作風とも相性がよく、また芸術系の専攻がある大学という背景からも、視覚的に人目を引くことが重要だと考えました。コンセプトは、「言われた側の心はどんどん擦り減っていく」というイメージから着想を得ています。それを視覚化するために、ハート型のケーキが徐々に削れていくモチーフをメインに据えました。初めてのポスター制作だったこともあり、フォントや色の選定に特に時間をかけました。視認性とデザイン性のバランスを取るのが難しく、何度も調整を重ねました。

――文化芸術専攻の学びが活かされたと感じた部分はありましたか？ 
日頃、ゼミの生田裕人准教授から言われている「下描き（アイディア）をなるべく多く出すこと」「参考資料を豊富に集めること」の2点を、今回の制作でも意識しました。これまでは勢いで制作を進めてしまうことが多かったのですが、このプロセスを丁寧に踏んだことで、結果的に作業がスムーズになり、より納得のいく仕上がりにできたと思います。こうした学びが、今回の制作にも確実に活かされたと感じました。

【写真】ハラスメント防止委員長の藤澤由美子教授から、デザインを担当した山川さんへ記念品が手渡されました

――和洋女子大学に進学を決めた理由を教えてください
美術と文学の両方を専門的に学べる、文化芸術専攻の環境に魅力を感じたことが最大の理由です。特に、女性の主体性やキャリア支援を重視する教育方針にも共感し、自分の可能性を広げられると感じました。また、高校時代と同様に千葉県内に大学のキャンパスがあることから、環境への適応もしやすいと考え、和洋女子大学を志望しました。

――日本文学文化学科 文化芸術専攻の授業で「おもしろい！」と実感している授業はなんですか？ その理由も教えてください
大学に入ってから、本格的に絵の基礎を学び始めたのですが、実技系の授業はどれも刺激的で面白いです。特に「油彩画応用」（3年次・選択必修科目）の授業では、描き進めるごとに自分の成長を実感でき、それが大きなやりがいになっています。完成までの過程が充実しており、毎回の授業が楽しみです。

――将来の夢や今後の目標を教えてください
就職後も創作活動を続け、自分の世界観や表現を大切にしていきたいと考えています。現在、取り組んでいる卒業制作の油彩画をはじめ、デジタル作品やハンドメイドなど、やりたいことは山ほどありますが、まだ手をつけられていないものも多いため、在学中にできる限り挑戦しておきたいです。また、紫色は私にとっての重要なアイデンティティなので、「紫＝私の作品」と認識してもらえるような作家になることが一つの目標です。大学名義で参加したデザインフェスタがとても楽しかったので、将来的には個人での出展にも挑戦してみたいです。これからも創作に真摯に向き合い、表現を磨いていきたいと思います。

▸和洋女子大学のハラスメントに関する取り組みについてはこちらから

▸和洋女子大学 日本文学文化学科は次の3つの専攻から成り立っています
日本文学専攻の学びについてはこちらから
書道専攻の学びについてはこちらから
文化芸術専攻の学びについてはこちらから

【イベント情報】
6月15日（日）オープンキャンパス：詳細はこちらから

入試相談・学校見学は随時受付中です！
詳細はこちらから