和洋学園について

理事長挨拶
和洋学園の原点は、明治30年にまで遡ります。日本がようやく近代化への歩みを始めた時代、創立者・堀越千代は、女性の自立こそが近代化の原動力になると信じていました。和裁と洋裁という実践的な技術を通じて、女性が経済的に自立し、自らの人生を主体的に選び取ることができるように——それは単なる技術の習得ではなく、女性が創造性と経済力を身につけ、未来を切り拓くための手段でした。創設以来、和洋学園は「人を支える心と技術を持つ人材の育成」という志を胸に、女子教育の道を歩み続けてきました。そして現在では、大学・大学院から中学校・高等学校までを擁する総合学園へと発展しています。
私自身はこれまで、金融業界や大学教育の現場など、さまざまなフィールドで「人と組織の可能性」と向き合ってきました。経済という社会の循環を支える立場として、また教育という未来の選択を支える立場として、常に問い続けてきたのは、「一人ひとりが自分らしく力を発揮できる環境をどうつくるか」ということでした。
どのような背景を持つ学生・生徒であっても、「私には力がある」と信じ、「こう生きたい」と思える人生を描けるように——そのために私たちは、知識や技術を教えるだけでなく、「自分の未来を描く力」を育む教育環境づくりに力を注いでまいります。和洋学園は、学びの場であると同時に、一人ひとりが自立へと向かう探究の場所でありたいと考えています。和洋学園は、「学力を高める場所」であるだけでなく、「人生に力を与える場所」でありたい。学生・生徒一人ひとりが自らの価値を信じ、自分らしい未来を築いていけるように、私たち教職員一同が伴走者として寄り添い、支えていきます。
私自身もまた、これまでの経験と知見を活かし、この学園のさらなる進化に力を尽くしてまいります。時代が移り変わっても、「自分の人生を、自分で選び取る力」は、変わらず大切な力です。新しい時代にふさわしい「和魂洋才」「明朗和順」の実践とともに、和洋学園はこれからも、その力を育む場として、新たな時代への一歩を踏み出します。
和洋学園 理事長 溝田泰夫
<プロフィール>溝田 泰夫(みぞた やすお)
京都大学法学部卒業後、日本銀行に入行。北九州支店長、日本長期信用銀行取締役を経て、日本銀行考査局次長、検査室長などを歴任。2003年に茨城銀行へ転じ、頭取を経て2010年、筑波銀行会長に就任。2013年より5年間、流通経済大学法学部教授を務める。長崎県出身。
寄付のお願い
和洋学園では、旺盛な気概と時代の先端を行く知識を持って、
生徒・学生のための教育環境の充実に取り組んでおります。
奨学金制度、キャンパス整備・環境、研究活動、課外活動などの充実を目的に、
皆様にはさらなるご支援をいただきたくお願い申し上げます。
和洋学園 ご寄付のお願い
和洋学園では、皆さまよりのご寄付を以下の用途で承ります。
- 生徒・学生への奨学金制度の充実
- キャンパス整備・環境整備
- 研究活動の支援
- 学生の課外活動(地域・社会貢献等)
- 国際交流(海外留学支援)
- その他学園活動全般
- 遺贈についてお考えの方
お問合せ
経理課
〒272-8533 千葉県市川市国府台2-3-1
TEL:047-371-1113
E-mail:zaimukanzai@wayo.ac.jp
特定個人情報の適切な取扱いに関する基本方針
和洋学園では、本学園の教職員等の特定個人情報の厳格な保護を重大な社会的責任と認識し、特定個人情報の適正な取扱いの確保について、本学園として取り組む基本方針を定めています。
ハラスメント等人権侵害防止に関する取り組み
和洋学園のハラスメント等人権侵害防止に関する取り組み。
学内全面禁煙について
和洋学園では、生徒・学生・教職員の健康増進と受動喫煙防止を目的とし、平成28年4月1日より学園敷地内すべての場所が禁煙となりました。
来学される皆様もこれらの趣旨をご理解のうえ、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
「くるみん」の認定について
和洋学園が千葉県の学校法人で初めて「くるみん」認定を受けました。