人文学部
日本文学文化学科
文化芸術専攻
文化芸術専攻
日本文化の担い手となるべく、
文学・言語・文化・芸術の豊かな
世界を探求する
国際化の時代を迎えた今こそ、自国の文学・言語や文化・芸術を深く理解することが求められます。
日本文学文化学科では、日本の文学や日本語の豊かな世界を見つめ、
美に対する感性を論理的に表現する知性を養い、分析し、思考し、創造する能力を磨きます。
学科ニュース
動画で見る日本文学文化学科
日本文学文化学科の学科説明や施設紹介の動画はこちらからご覧頂けます。
日本文学文化学科の学び
文化芸術専攻
新旧のカルチャーを学び、
文化と芸術の本質に迫る
古典からサブカルチャーに至る幅広い視点から文化や芸術の本質に迫り、クリエイティブな感性を磨きます。美学、哲学、倫理学、考古学、博物館学など多彩な授業を通じて、さまざまな時代の文化・芸術に関する素養を高めます。同時に、自ら創作・表現するためのテクニックや方法論を身につけ、伝統に対する理解に裏打ちされた現代文化の担い手をめざします。
将来像~卒業生の活躍
文化芸術専攻で学んで、社会で活躍している先輩たちを紹介します。
※記事はすべて取材当時のものです
FOUR YEARS OF LEARNING
4年間の学び
日本文学文化学科 文化芸術専攻の4年間のカリキュラムをご案内します。
専門的に学ぶための素地として日本の文学と文化を幅広く知る
初年次教育として、日本の文学や日本語の表現、文化・芸術や書道の基礎を広く学びます。同時に、3年次からの専攻の選択に向けて、興味・関心のある分野は何かを考え、自らの方向性を探ります。
関心・問題意識に応じた専攻を選択し、学ぶ
美術や文芸、映画、アニメ、マンガなどの現代芸術を創作と理論の双方から学び、審美眼と論理的な思考能力を兼ね備えた人材を養成します。
将来像
博物館学芸員、ミュージアムコーディネーター、造形作家など「創造」に関わる道に進むことが期待されます。
LEARNING POINT
学びのポイント
絵画、デザイン、映像などを多彩に実践! 専攻の学びのポイントをご紹介。
文化や芸術を思考するための多角的な視点を養う
アニメはなぜ動いて見えるのか? フィギュアと彫刻の境界は? 小説と挿絵の関係とは? 二次元を3Dに見せる表現の歴史とは? 人間の営みである芸術文化を、古典から現代のポピュラーカルチャーまで、鑑賞し、思考するための体系と方法論を学びます。
アートやカルチャーを自ら創り出す力を養う
絵画、デザイン、映像、立体造形など、多様な媒体・形式の表現を体系的に学びます。マンガやアニメ、ゲームといった、ポピュラーカルチャー分野の授業も充実。CGやグラフィックデザインなど、実践的な科目も多く設置されています。
大学の博物館を活用した博物館学と考古学の研究
大学の博物館(文化資料館)で、作品の展示実習を行うことができるのも本専攻の魅力。展示手法を学ぶ、またとない機会になるとともに、考古学に関心がある学生にとっては、資料館の収蔵品をもとに、実践的な研究に取り組むことができます。
学芸員の資格取得をめざせる
博物館や美術館で専門知識を活かして働くために必要な、学芸員の資格取得をめざせます。資格取得に必要な博物館学芸員課程の博物館館務実習は、学外の博物館などで行うことも、学内の文化資料館で行うこともできます。
CLASS INTRODUCTION
ピックアップ!授業紹介
創作に関する授業が充実! 和洋ならではの授業をご紹介。
作品発表の第一歩、学生作品展『First Step』
文化芸術専攻の学生は、授業を通じて、さまざまな芸術作品の制作にチャレンジしています。「ファインアート」ではデッサンと油彩画、「油彩画応用」では黄金テンペラ画、「マンガ創作」ではマンガ。大学所有の施設「佐倉セミナーハウス」にある陶芸実習棟で、本格的なロクロや窯を使用した陶芸の制作も行います。これらの作品を展示するのが、学生作品展「First Step − 最初の一歩−」です。学生にとっては作品発表の第一歩となる展覧会です。文化資料館での展示設営は「物質文化論演習」を履修する学生が担当します。文化芸術専攻の学生が自らの力で完成させる作品展は、まさに専攻での学びの道標になります。
PICK UP 科目
ファインアート
油彩画技法を中心に、伝統的技法から現代絵画に対応した技術を習得します。創作活動に必要な「個」の確立をテーマに、具象的表現のための技法や新しい素材・手法による表現を身につけます。
文化遺産と地域社会
文化遺産の種類や法的な問題、調査研究、保護と活用など、基礎知識を学びます。フィールドワークを実施し、文化遺産と地域社会との関わりや保護・活用の面でのマネージメントの視点も育成します。
表現特殊演習
自主性と独創性を発揮しながら、対話と協働によって一つのものを創り出す、アクティブ・ラーニングの場です。絵画を活人画で再現する、フレスコ画を描く、同人誌をつくるなど、自らの発想を表現する技術を磨きます。
GRADUATION THESES AND PROJECTS
卒業論文・卒業制作
大学4年間で学んだ集大成。卒業論文・卒業制作の取り組みをご紹介。
4年次には、4年間の集大成として、専門の教員から指導を受けながら、卒業論文・制作に取り組みます。
ここでは卒業論文のテーマや、卒業制作の一部をご紹介します。
卒業論文タイトル例
令和2(2020)年度
- 《常若の国への誘い》アクリル画連作の制作
- 《22歳 内的自分と外的自分》ミクストメディア連作(アクリル、立体、CG)の制作
- 「ファンタジー作品のテクストと映像における相違」(『ナルニア国物語』について)(論文)
- 「辰野金吾と日本近代建築の歴史主義」(論文)
- 「ジャニーズが創り出したボーイズ・アイドルの特徴とその功罪 映画『少年たち』にその体現をみる」(論文)
- 「判じ絵の誕生から現代へのつながり」(論文)
- 「妖怪と地域のつながり 房総の巨人伝説と伝承地域の特徴について」(論文)
(この他、コンピュータ・グラフィックスによる制作、映像・アニメーション制作、マンガ制作、球体関節人形制作なども行うことができます。)
令和元(2019)年度
- 博物館ボランティアにおける現状と課題(論文)
- 縄文土器とその時代の人々の生活と文化(論文)
- 映画におけるマイノリティ表象(論文)
- 小説の執筆と装丁デザイン(制作)
- アイドル衣装と少女性(論文)
- 絵画制作(油絵、水彩、古典技法)
- 球体関節人形の制作
- マンガ・児童向け絵本制作
- ストップ・モーション・アニメ制作
奨励賞受賞題目一覧
令和2(2020)年度
表現芸術ゼミ(制作)
- 絵画連作「猫と救い」:《受容》油彩画、100号カンヴァス、《再生》油彩画、50号カンヴァス
芸術思想ゼミ
- 「ヴァーチャル空間の発展と我々の身体観の変遷」(論文)
- 小説制作「オリジナルシステム TRPG「ミヤコワスレ」リプレイ小説」
地域文化・博物館学ゼミ
- 「博物館での実践的教育・ワークショップについて」(論文)
令和元(2019)年度
表現芸術ゼミ(制作)
- キミ忘レルベカラズ
- 水籠り
芸術思想ゼミ
- 『リング』シリーズにおけるメディアと「貞子」像の変化
- 赤瀬川原平の漫画作品と日本の戦後社会
地域文化・博物館学ゼミ
- 現代農業と向き合う ――農業の未来をつくる直売経営――
平成30(2018)年度
表現芸術ゼミ(制作)
- Pirate of Dinosaur”SPINO”
芸術思想ゼミ
- インクルーシブな博物館の実現に向けて ――博物館が担うべき特別支援教育の包摂的考え――
平成29(2017)年度
物質文化ゼミ
-
わが国における博物館・美術館のハンズ・オン展示の展開―美術作品の触察など―
表現芸術ゼミ(制作)
- Decoration
- 女性 1.笑う女 2.泣く女
芸術思想ゼミ
- 鈴木清順の「大正浪漫三部作」における彼岸と此岸
- 映画における英雄的黒人の表象―『遠い夜明け』と『マルコムX』の分析から
QUESTIONS AND ANSWERS
学科Q&A
学科に関するよくあるご質問。
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「好きなこと」を専攻に選んで、将来の進路は大丈夫ですか?
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大丈夫です! 自分の「好き!」を突き詰め、プロとして活躍している先輩もいますし、「好きなこと」、「興味のあること」の学びを通して身につく思考力や表現力は、社会のあらゆる分野で高く評価されます。
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マンガを描く授業がありますが、どんなことをするのでしょうか?
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現在では、デジタル・ツールでマンガを描くアーティストも増加していますが、文化芸術専攻では基本的な手描き技術を重視します。四コマ漫画からストーリー漫画まで、物語をつくり伝える技術を学びます。