英語コミュニケーション学科 坪野圭介准教授が執筆した『遊園地と都市文学――アメリカン・メトロポリスのモダニティ』（小鳥遊書房 2024年3月）が刊行されました。この本は、都市を描いた詩や小説を分析しながら、19世紀末から20世紀初頭のアメリカで、遊園地という空間がどのような役割を果たしていたのかを考察しています。

※この著書は和洋女子大学の研究成果刊行補助費を受けて出版されています。

＜坪野准教授からのコメント＞
遊園地やテーマパークといえば、真っ先にディズニーランドが浮かぶと思います。しかし、今から100年以上も前に、コニーアイランドという巨大遊園地が、現在のディズニーにも匹敵するほど人気を誇っていたことはご存じでしょうか。本書では、これまであまり注目されてこなかった最初の「遊園地の時代」に着目し、さまざまなアメリカ文学作品の分析を通じて、遊園地がいかにアメリカの都市文化を象徴していたのかを考えています。本書を読んでもらえれば、ディズニーランドの印象も少しだけ変わるかもしれません。

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