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「英語を学んで、日本語を教えて。世界が広がった和洋女子大学での学び」日本語教員養成課程で学ぶ学生インタビュー
毎日、当たり前のように使っている日本語。でも、その「日本語」を日本語を学ぶ人に「教える」となると、これまで気づかなかった難しさや面白さが見えてくることがあります。国際学科(2028年4月、英語コミュニケーション学科・国際学科は「人文学部 国際文化学科(仮称・設置構想中)」として開設予定)」)で4年間、学び続けてきた国際学科4年生。この学生は、日本語教員養成課程を履修し、日本語を外国語として教えるための知識や方法を学んでいます。日本語教育の授業や実習、そして2年次に挑戦した、半年間のニュージーランドへの留学。それぞれの経験を通して感じたことを聞きました。
【写真】国際学科4年生の模擬授業の様子
「資格を一つ取ってみよう」がきっかけ
Q:日本語教員養成課程で学ぼうと思ったのは、どんなきっかけからですか?
最初は親から勧められたことがきっかけです。日本語教師についての記事やウェブサイトを見て、これから必要とされる仕事になるのではないかと思い、「将来のために何か一つでも資格を取ってみよう」という気持ちで履修を始めました。けれど、日本語学校での授業見学などの機会に、実際に日本語を学んでいる方たちが、真剣に、楽しそうに勉強している姿を見ているうちに、自分も教える立場に立ってみたいと思うようになりました。
留学中にはお互いの言語を教え合う「言語交換」にも参加しました。そこで、日本語を学んでいる人が世界中にこんなにいるんだ、と実感したことも大きかったです。それから、もっと日本語を教えてみたい、資格を取りたいという気持ちが強くなりました。
教える側になって気づいた、日本語の難しさ
Q:授業や実習の中で、「日本語って意外と難しい」「こんなこと、今まで考えたことがなかった」と感じたことはありますか?
日本語学校での実習中に、学習者が「駐車場」を「注射」と聞き間違えたり、「長所」を「住所」のように発音したりすることがありました。「長所」と「住所」の違いは分かっていても、発音が正確でないと、聞いている側がどちらのことなのか迷ってしまいます。ことばの意味を理解してもらうだけではなく、相手にきちんと伝わる発音を身につけてもらうことも難しいと感じました。
(普段使われている言葉を、外国人にも分かるように配慮した)「やさしい日本語」を使うことも、思っていたより難しかったです。相手に分かりやすい日本語を使おうと意識しすぎると、「どう言えばいいんだろう」と迷って、逆にことばが出てこないこともありました。
それから、自分が普段、思っていた以上にオノマトペを使っていることにも気づきました。実習中に先生が「サラサラ」と「ザラザラ」の違いについて説明していて、濁点がつくことで音から受ける印象も変わることを知りました。普段は何気なく使っていますが、学習者に一つ一つ説明することを考えると、日本語って難しいなと思いました。
「駐車場」と「注射」、「長所」と「住所」、「サラサラ」と「ザラザラ」。普段なら意識することのない日本語も、誰かに教えようとすると、「どうしてこう言うのだろう」「どうすれば伝わるのだろう」と考えることになります。教える側に立ったことで、服部さん自身も、いつも使っている日本語を少し違った目で見るようになりました。
ニュージーランドで「学ぶ側」になって
この学生は、半年間のニュージーランドへの留学も経験しています。現地では、自分自身が外国語を「学ぶ側」でした。
Q:ニュージーランドで外国語を「学ぶ側」になった経験と、日本語を「教える側」として学んでいることが、つながったと感じることはありますか?
実習をしてみて、外国語を学ぶときは、同じようなプロセスをたどっているのだと感じました。実習では日本語だけで教える「直接法」を使いましたが、新しいことばを導入して、使い方を学んで、実際に使ってみるという流れは、自分が英語を学んだときにも経験していたことでした。
また、日本語を学びたいという気持ちが強い人ほど、たくさん質問をしてくれました。質問してもらえると私もうれしかったですし、「もっと教えたい」という気持ちになりました。そのとき、自分も英語を学ぶときに、もっと積極的に質問して取り組めばよかったなと思いました。教える側になってみたことで、自分が学ぶ側だったときのことも振り返るようになりました。
「当たり前」の中にも、問いがある(インタビューを終えて)
外国語を学ぶ。日本語を教える。そして、いつも使っている日本語をあらためて見つめてみる。服部さんの経験では、この三つは別々のものではありません。日本語を教えようとしたからこそ、普段は意識しなかった音や表現に気づく。学習者から質問されることで、自分自身の外国語の学び方を振り返る。異なることばに触れることが、自分のことばを見つめ直すことにもつながっています。
和洋女子大学では2028年4月、現在の国際学部を再編し、人文学部に国際文化学科(仮称・設置構想中)を開設することを計画しています。この学生のような「学び」こそが、新しい国際文化学科の特長です。国際文化学科では、言語、文学、文化、地域について学びながら、異なることばや文化との出会いを通して、自分にとって身近なことばや文化にも目を向け、「なぜだろう」と考えることを大切にしていきます。
外国語や異なる文化を知ることは、自分とは違うものを知るだけではありません。そこから、自分が使っていることばや、自分にとって当たり前だった文化をあらためて見つめてみる。この学生の日本語教員養成課程での経験は、そんな学びの面白さを感じさせてくれます。
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2028年4月、国際学部 英語コミュニケーション学科・国際学科は「人文学部 国際文化学科(仮称・設置構想中)」として開設予定
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