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韓国国立昌原大学校との合同国際シンポジウムを開催しました
8月26日・27日の2日間にわたって、和洋女子大学 人文学部 日本文学文化学科の主催で、韓国国立昌原大学校との合同国際シンポジウム「日本文学・日本語学・地域文化研究の現在地」を開催しました(共催:和洋女子大学日本文学文化学会、科学研究費若手研究「和歌における地名表現の史的展開と社会的動向の相互関係:琵琶湖の歌枕をめぐって」(研究代表者 岡本光加里)。助成:和洋女子大学 国際交流センター)。このシンポジウムには、両大学の教員・学生をはじめ、当該分野の研究者や一般市民の方などが幅広く参加しました。
1日目
8月26日には、基調講演と2つのパネル発表が行われました。基調講演では、出版社クオン代表の金承福氏が、翻訳・出版にかかわるエピソードとともに、韓国文学の魅力を紹介しました。パネル1(言語学・言語教育)では、「日韓言語交流の諸相」をテーマに、間淵洋子准教授、金範洙准教授のほか、金愛蘭氏(日本大学)、張希朱氏(国立昌原大学校)が発表。パネル2(日本古典文学)では、「日本古典文学における土地」をテーマに、岡本光加里助教のほか、鈴木崇大氏(群馬県立女子大学)、フィットレル・アーロン氏(早稲田大学)、宋晗氏(フェリス女学院大学)が発表を行い、佐藤勝明教授がコメンテーターとして登壇しました。

【写真】金承福氏による基調講演

【写真】パネル1(言語学・言語教育)「日韓言語交流の諸相」

【写真】パネル2(日本古典文学)「日本古典文学における土地」
2日目
8月27日には、2つのパネル発表と学生のポスター発表が行われました。パネル3(日本近現代文学)では、「日本近現代文学と新聞・雑誌メディア」をテーマに、小堀洋平教授、佐藤淳一教授、金英燦氏(国立昌原大学校)が発表。パネル4では、「Memory Studies and Visual Politics」をテーマに、小澤京子氏(二松学舎大学教授、本学非常勤講師)、水野一枝准教授のほか、MOON Kyounghee氏(国立昌原大学校)、MILLARD Andrew氏(国立昌原大学校)が発表を行いました。学生ポスター発表では、人文科学研究科 日本文学専攻、総合生活研究科、家政学部 服飾造形学科※・家政福祉学科※の大学院生・学生と国立昌原大学校の学生たちによる計13チームが、日頃の研究成果を披露しました。発表の合間には、柴田優子准教授、伊藤瑞香准教授と総合生活研究科院生たちのサポートで、昌原大学校の学生・教職員が浴衣に着替えて登場。本学ならでは日本文化体験のおもてなしが喜ばれました。
シンポジウム終了後には、教員・学生の懇親会が行われ、多くの参加者たちが相互の親睦を深めました。
※服飾造形学科と家政福祉学科は生活環境学科として2026年4月開設。

【写真】パネル3(日本近現代文学)

【写真】パネル4「Memory Studies and Visual Politics」「日本近現代文学と新聞・雑誌メディア」

【写真】学生によるポスター発表

【写真】参加者の集合写真