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トピックス

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千葉県立千葉女子高等学校 家政科の生徒たちが高大連携プログラムに参加しました

11月1日、和洋女子大学との高大連携事業協定校である千葉県立千葉女子高等学校の家政科1・2年生75名が、和洋女子大学での「高大連携プログラム」に参加しました。このプログラムは、高校生に大学レベルの教育や研究に触れてもらうことで、高校生の学習意欲や能力を高めるとともに、大学と高校の教育・研究の一層の充実・発展をめざして行っているものです。

午前中は、こども発達学科服飾造形学科健康栄養学科家政福祉学科看護学部の5学科で下記の5つの講座を開催。生徒たちは自分の興味に合わせて大学の授業を選択・体験しました。

「ひこうき」を作って遊ぼう!

こども発達学科(担当教員:小山朝子

保育者は、目の前の子どもの姿から、今どのような発達状況にあるのか、どのようなことに興味・関心を持っているのかなどを捉えて、日々の保育実践を展開していきます。そして、子どもは、その活動を楽しむ過程の中で、さまざまな経験を積み重ねていきながら成長していくのです。
今回は、子どもたちが大好きな紙飛行機を作って、実際に飛ばして楽しく遊びました。自分で作る魅力を感じたり、創意工夫をすることの楽しさを体験しながら、この遊びの中で子どもがどのような経験をしているのかを一緒に考えてみました。

水引き細工によるアクセサリー制作

服飾造形学科(担当教員:伊藤瑞香

古来より日本人は、願う気持ちや相手に対して祝う気持ちを「結ぶ」という伝統文化によって表現してきました。今回は真っすぐな水引きを複数本合わせて結ぶことにより、美しい造形美を作り出すことができる伝統文化を体験。水引き細工の技法を用いたヘアアクセサリーを制作しながら、結び方の意味も学びました。

健康的な食事の実践

健康栄養学科(担当教員:柳澤幸江

「健康な食事」の柱である主食・主菜・副菜の組み合わせを、「自分のお弁当を作る」という実習を通じて学び、「栄養バランスが良い」食事の基本を学習。衛生的で充実した設備を持った、和洋女子大学の調理学実習室を使って実習することで、管理栄養士教育に必要な調理の基本を体験しました。適切な栄養管理は、正確な重量把握、調理での時間管理があってこそ!そこから、おいしい料理が作られることを学びました。
実習内容:<主食>ご飯 <主菜>鶏ささみのピカタ <副菜>小松菜と油揚げの煮浸し・にらのベーコン巻き

足部の計測・観察と靴のサイズ選び

家政福祉学科(担当教員:柴田優子

「普段、購入している靴のサイズ」=「自分の足の足長」とは限りません。また、靴を選ぶときに関係する足の寸法は足長だけでもありません。靴選びに必要な足の寸法(足のかかとから、もっとも長い足指の先端までの長さ)を正しく計測し、皆さんがどのような判断で靴のサイズ選びをしているのか、一緒に考えてみました。

文字盤を使ったコミュニケーションの実演と実習室紹介

看護学科(担当教員:平山香代子天谷尚子

コミュニケーションには言葉によるものと、表情や態度を読み取るものがあります。今回は病気や障害で意思表示が思うようにいかない方との文字盤を使ったコミュニケーション技法を紹介。実際に生徒同士で文字盤を使ったコミュニケーションを体験。さらに、和洋女子大学にある「基礎看護学」「小児・母性看護学」「成人・老年看護学」「在宅・公衆衛生・精神看護学」の4つの実習室を見学し、看護師になるために大学ではどのようなことを学ぶのか一緒に考えてみました。

午後には、全体行事の「先輩から大学の学びや大学生活の話を聞く」と題して、千葉女子高等学校家政科の卒業生で、健康栄養学科と服飾造形学科で学んでいる、2名の在学生たちの話に耳を傾けました。その後、学年別のプログラムとして、2年生は「大学入試について」の講座を受講、1年生は学内の施設や実習室などを中心に見学をしました。

参加後のアンケートからは、生徒の皆さんにとって大変、満足いただけたプログラムになったことが伺えました。家政科で学ぶ高校生にとって、今回の大学での学びが、これからの学習への興味・関心を高めるとともに、進路選択の一助になることを願っています。

<和洋女子大学 高大連携支援室について>
高校と大学の教育を接続していくことをめざした高大接続改革が進む中、和洋女子大学では入試改革に留まらず、教育活動や教育内容での改革の重要性を重視し、教育活動や教育内容における高大接続の改革に取組んでいます。和洋女子大学では、こうした教育活動・教育内容における接続の輪をさらに広げ、近隣高校との高大連携事業・高大接続教育の充実に取組み、拡充していくことを「高大接続改革の完成形」と捉え、目標に掲げています。高大連携支援室では、和洋女子大学の高大接続改革の理念を具体化する様々な事業や教育を高等学校の皆様と連携・協力しながら創り上げたいと考えています。高大連携事業や高校からのご要望等、高大連携支援室までご相談ください。

【お問合せ】
高大連携支援室 TEL:047-371-1249