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トピックス

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千葉県立千葉女子高等学校 家政科の生徒たちが高大連携プログラムに参加しました

11月7日、和洋女子大学と高大連携事業協定校である千葉県立千葉女子高等学校 家政科1・2年生77名が、和洋女子大学の「高大連携プログラム」に参加しました。このプログラムは2019年5月に和洋女子大学と千葉県立千葉女子高等学校が高大連携事業協定を締結して以来、毎年実施しており、高校生に大学レベルの教育や研究に触れてもらうことで、高校生の学習意欲や能力の向上、大学と高校の教育の一層の発展をめざしています。

午前中は、こども発達学科服飾造形学科健康栄養学科家政福祉学科看護学科の5学科に分かれ、講座を開催しました。生徒たちは、自身の興味に応じて大学の授業を選択し受講しました。

乳幼児の学びの姿 ~遊びを通した学び~

こども発達学科(担当教員:矢藤誠慈郎

乳幼児期は、しっかり遊ぶことが大切です。また、幼児教育においては、子どもの自発的な活動としての遊びこそが豊かな学びだと考えます。そして、乳幼児期に豊かに遊ぶことが、小学校以降の、学びに向かう力の基盤となります。
今回の講座では、「どうして氷は凍るのか」「卒園ライブをやりたい」などの実例をもとに、子どもの遊びと学びについて考えました。

日本茶からSDGsについて学ぶ ~日本茶のある生活のススメ~

服飾造形学科(担当教員:岡本由希

日本茶は、これまでの日本の歴史の中で長く飲まれ、親しまれてきました。そして、日本茶には、さまざまな健康効果が知られており、今では多くの種類のペットボトル形態の飲料にも発展しています。
今回の講座では、日本茶の歴史や製造方法などを学ぶとともに、私たちの生活の基本となる衣・食・住と日本茶との関連を紐解きながら、日本茶の良さを確認しました。さらに、実際に日本茶を味わい、SDGsの視点から、最後まで無駄なく活用する方法を学びました。

栄養計算ソフトを使って、食事について考えよう

健康栄養学科(担当教員:鯨岡みどり

管理栄養士の仕事の一つに「献立作成」があります。食べる人や作る人のことを考えて「栄養バランスのよい献立」を考えます。
今回の講座では、管理栄養士が栄養指導時に使用する「フードモデル」や「料理カード」を使って、普段食べている食事について考えながら、大学の授業で実際に使用している栄養計算ソフトで献立作成を体験しました。

住まいの生活空間を知ろう

家政福祉学科(担当教員:金指有里佳

住まいでは、日々、あらゆる生活行為が行われています。
今回の講座では、それらの生活行為で使用されているスペースについて、実測を交え、学びました。住まいにおける様々な生活行為を一緒に振り返りながら、住まいという空間の中の、人と物のサイズ感を知り、快適な住まいについて一緒に考えました。

きれいな手でケアを!

看護学科(担当教員:大堀昇・土屋彩夏・伊藤雅子)

看護の基本である手洗いは、病原菌から患者さんを守り、自分自身を守るためにも重要な方法のひとつです。
今回の講座では、看護実習室の特殊な機械を使って、手洗いの洗い残しを確認し、正しい手洗いの方法を学びました。

午後の前半プログラムでは、全体行事として「先輩へのインタビュー」と題し、千葉女子高校 家政科の卒業生であり、現在、こども発達学科と家政福祉学科でそれぞれ学んでいる4年生2名の学生たちが登場。学生たちは、和洋女子大学を進路先として選択した理由や、和洋女子大学での授業の紹介、後輩である高校生へのメッセージなどを話してくれました。また、プログラムの後半では、2年生は入試センター長から大学入試について説明を受け、1年生は学内施設や実習室の見学を行いました。

【写真】「先輩へのインタビュー」の様子。授業で制作した作品を、いくつも高校生の皆さんに紹介してくれました

参加後のアンケートからは、参加した高校生の高い満足度を感じることができました。今回の高大連携プログラムが、家政科で学ぶ千葉女子高等学校の皆さんにとって、今後の学習意欲向上につながると共に、将来の進路選択に役立つことを願っています。

<和洋女子大学 高大連携支援室について>
高校と大学の教育を接続していくことをめざした高大接続改革が進む中、和洋女子大学では入試改革に留まらず、教育活動や教育内容での改革の重要性を重視し、教育活動や教育内容における高大接続の改革に取組んでいます。和洋女子大学では、こうした教育活動・教育内容における接続の輪をさらに広げ、近隣高校との高大連携事業・高大接続教育の充実に取組み、拡充していくことを「高大接続改革の完成形」と捉え、目標に掲げています。高大連携支援室では、和洋女子大学の高大接続改革の理念を具体化する様々な事業や教育を高等学校の皆様と連携・協力しながら創り上げたいと考えています。高大連携事業や高校からのご要望等、高大連携支援室までご相談ください。

【お問合せ】
高大連携支援室 TEL:047-371-1249