日本文学文化学科 文化芸術専攻の卒業制作として、ビールラベルのデザイン制作に挑戦した4年生を紹介します。市川市でクラフトビールを企画・製造している「ありのみブルワリー」の主力商品とコラボレーションし、ゆずフレーバーの冬季限定クラフトビール「ふゆのいかずち」のラベルを制作しました。カラーリングや文字の配置などを試行錯誤したデザイン。こちらのラベルデザインは実際に商品化され、「ありのみブルワリー」が出展するイベントなどで販売されています。

日本文学文化学科 文化芸術専攻4年生（※取材時）
出身高校：群馬県立富岡高等学校

Q1. 進学先として、和洋女子大学を選んだ理由を教えてください

もともと文学や芸術が好きだったので、その分野を学べる大学を探していました。高校の先生の勧めで、県外の大学も視野に入れて大学選びをしていたのですが、和洋女子大学の文化芸術専攻では、文学と芸術の両方が学べることが決め手になり、進学を決意しました。入学後、文学や芸術に関する様々な授業を履修するうち、特にデジタルを用いたデザインに興味が出てきたので、3年次からは文化芸術専攻の仁藤潤准教授のゼミに所属しました。

Q2. 卒業制作のテーマに、「ありのみブルワリー」との企業コラボを選んだ理由を教えてください

地域連携プロジェクトという活動に興味があったことに加えて、ラベルのデザインという初めての作品制作に挑戦してみたい！ と思ったからです。あとは、私自身、お酒が好きだったからという一面もあります（笑）。

●「ありのみブルワリー」とのプロジェクト開始報告の記事はこちらから

Q3. 今回の作品のポイント、工夫した点、難しかったところなどはありますか？

イラストと文字のバランスに一番苦労しました。ラベルのデザインという限られた範囲の中で、位置や大きさを何回も試行錯誤しながら、理想のバランスをめざしました。また、自分の趣向に偏り過ぎないように、絵のデザインには気を遣いました。商品の特徴を念入りに調べたので、それをアピールできるパッケージとしてうまく表現できたのではないかと思っています。

Q4. 文化芸術専攻の授業で制作した作品のうち、特に思い出に残っているものはありますか？

3年次の授業「マンガ創作応用」で描いた漫画です。アナログでの漫画制作は初めてだったのですが、デジタル作品とは全く違って、制作中の修正も微調整もやりにくいところが大変でした。難しいと感じたことも多かった分、やりがいを感じられましたし、楽しかったのも事実です。

Q5. デザインや芸術に興味を持ったきっかけを教えてください

幼い頃から絵を描くのが大好きだったので、中学生の時に美術部に入部し、そこから油絵や水彩などの作品に挑戦するようになりました。デザインや芸術の魅力はいろいろありますが、私は“作品が出来上がっていく過程”に楽しみを感じています。

Q6. 学生生活の中で、学び以外に思い出に残っていることはありますか？

1年次の夏休みに、高校時代の友達と鎌倉観光に行ったことです。それ以前にも何回か鎌倉に行ったことがあったのですが、初めて訪れる穴場スポットを探しながら友達と歩き回るのは、とても楽しかったです。
また、大学1年次から3年半、飲食店のアルバイトで接客を担当し、積極性と責任感を身につけ伸ばしていきました。今回の卒業制作で「ありのみブルワリー」との共同プロジェクトに踏み切ろうと思えたのも、アルバイトを通して身につけた精神的な成長があったからこそだったのかも知れません。

Q7. 最後に、これから進学を考えている高校生や学科の後輩にメッセージをお願いします！

大学生活では、本当に選択肢が尽きません。常に「自分が何をするか」を選び、決断しなければなりませんが、あれこれ迷って何もできずにいると、あっという間に卒業を迎えてしまいます。自分が本当にやりたいことを見つけられるように、とにかく早いうちから色々なことに挑戦して、様々なことを経験していってください！

和洋女子大学 日本文学文化学科は次の3つの専攻から成り立っています
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