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日本文学文化学科 文化芸術専攻の学生がデザインした、女性消防吏員募集のための京成バス「ラッピングバス」が3月末日まで運行中!

2022年に始動した、市川市消防局との協働プロジェクト「ラッピングバスデザイン」。全国で、まだ女性の消防吏員が少ない中、女性消防吏員を募集するためのラッピングバスを京成バスの協力で走らせようという、このプロジェクトで、日本文学文化学科 文化芸術専攻仁藤潤准教授が指導する「コンピュータ・アート応用」の授業を履修している学生たちが、ラッピングバスのデザインに挑戦しました。

消防吏員とは、いわゆる消防士のことで、消防本部・消防署に勤務する消防職員のうち、階級を持ち、制服を着用して消火活動中の緊急措置等、消防活動に従事する職員のこと。

【写真】「市川で夢を叶えませんか」というメッセージをあしらった華やかなラッピングバスデザイン

市川市消防局の方たちや市川市の田中甲市長の審査票を得て採用されたのは、文化芸術専攻4年生の水野円香さんのデザイン。ラッピングバスは2023年10月1日から運行されており、2024年3月末日まで市川の街を走り続けます。
市川市のWEBサイトでも紹介されました。詳しくはこちらから

ラッピングバスのお披露目会

2023年9月28日、京成バスの市川営業所にて、市川市消防局長をはじめ、市川市消防局の皆さん、田中甲市長らが列席し、ラッピングバスのお披露目会を行いました。
和洋女子大学からは日本文学文化学科 文化芸術専攻の小野真嗣准教授と、ラッピングバスをデザインした水野円香さんが参加。水野さんは参加者の前でデザインコンセプトを説明し、田中甲市長からはデザインの感想や評価についてお話しいただきました。お披露目会の最後には、参加者全員で記念撮影などを行いました。

【写真】ラッピングバスのデザインコンセプトを説明する水野さん

【写真】当日は、市川市の広報の方をはじめ、多くのメディアの取材が入りました

【写真】市川市の田中甲市長によるデザインについての評価

【写真】市川市消防局長(写真右)も一緒に記念撮影

【写真】市川市の広報の方からの取材を受ける水野さん

【写真】「夢」の文字を大きくあしらったデザインです

【写真】バスの左右と背面をすべてラッピングしたデザイン。市川市民の花「薔薇」と、キーワードの「夢」をともに大きく咲かせました

【写真】学会発表の様子。多くの参加者の前で堂々と発表しました

ラッピングバスデザインの学会報告と受賞

2023年11月11日、横浜にある関東学院大学で開催された、2023年度日本デザイン学会秋季企画大会「学生プロポジション」。水野さんは「市川市消防局との連携活動について」と題して、学会発表を行いました。その内容とラッピングバスのデザインが高く評価され、学生プロポジション優秀賞を受賞。主催する日本デザイン学会(JSSD)より、表彰状を授与されました。

水野円香さん
日本文学文化学科 文化芸術専攻4年生、仁藤潤准教授のゼミ所属(※取材時)
受験した入試制度:一般入試B日程

<水野さんからのデザインについてのコメント>
デザインのテーマは“良い意味で、消防らしくない”です。消防吏員といえば、消防車の赤と男性の職業というのが印象強いのではと思い、女性へ向けての募集を意識し、あえて対抗位置に置かれることが多い白をメインにおいてデザインしました。白が目立つ女性らしい淡めのピンクに、誘目性のある黄色や統一感を出すために深めの赤を取り入れつつ、市川市民の花である「薔薇」を、キーワードである「夢」とともに大きく咲かせました。
このラッピングバスのデザインを見て、女性消防吏員の存在を知り、消防吏員をめざす方が増えてくれたら嬉しいです。

【写真】表彰状を手に、笑顔の水野さん

【写真】学会発表で授与された表彰状

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