メニュー 閉じる

トピックス

服飾造形

「ファッションビジネスの世界」の授業で、株式会社島精機製作所の雑賀透氏にご登壇頂きました

服飾造形学科では、服飾についての感性を磨き、問題解決能力や実践力などを身に着けるため、実技や理論の他にも斬新なカリキュラムを開講しています。その中のひとつ、「ファッションビジネスの世界」(1年次・必修科目)では、毎回、ファッション業界で活躍されている方々や卒業生を講師として招き、授業を行っています。担当は伊藤瑞香准教授森本美紀准教授です。第4回目となる10月27日は、株式会社島精機製作所の雑賀透氏をお招きしました。

【写真】ホールガーメントで作られた無縫製ニットワンピースについて解説する雑賀透氏

島精機製作所は、1995年に世界初の完全無縫製型横編機(ホールガーメント横編機)を開発し、その精巧な技術はファッション界に留まらず、インテリアや自動車産業、航空宇宙産業など、あらゆる分野で高い評価を受けています。
今回の講義では、島精機製作所が誇るホールガーメントの起源から現代に至るまでの変遷と、企業のビジネス戦略や環境への取り組みについて詳細にお話し頂きました。ホールガーメントは、編み機から一着まるごと立体的に編み上がるため、通常の製造工程で行われる生地のパーツごとの裁断や縫製作業を簡略化することができます。同社はホールガーメントによるカットロス(裁断によって不要となる生地の廃棄)や作業工程の削減に加え、企画の段階から現物サンプルを省略できるリアルで高精細なバーチャルサンプルの作成が可能な独自のデザインシステムを導入することで、時代に先駆けたサスティナブルで革新的な生産システムを構築されてきました。

【写真】様々な製品を手にとっている様子

【写真】高精細なバーチャル技術で作成された生地の見本

雑賀透氏は、ホールガーメントで作られた無縫製ワンピースや、著名なスポーツ選手も愛用されているというスポーツウェアなど珍しい製品をたくさんお持ちくださり、高精細なバーチャル技術で作成された生地の見本も学生たちのために持参してくだいました。生地見本は1枚だけ布で、残りは紙からできており、質感がほぼ同じで一見ほとんど見分けがつかないほど。
学生たちは、実際にその機能性や高度な技術に触れ、「どのような仕組みで編まれているのだろう」と興味津々で、講義終了後も製品を手に取りながら一つひとつじっくりと観察していました。

<2023年度講師一覧>
09月29日 A Plus代表 山田晶子氏 →終了(記事はこちらから
10月06日 事業開発研究所株式会社 島田浩司氏 →終了(記事はこちらから
10月13日 元朝日新聞社 高橋牧子氏 →終了(記事はこちらから
10月27日 株式会社島精機製作所 雑賀透氏 →終了
11月10日 YKK株式会社 飯塚誠氏 →終了
11月17日 ザ・ウールマーク・カンパニー 西沢智裕氏 →終了
11月24日 栄レース株式会社 坂本政之氏 →終了
12月15日 手描きドレスデザイナー 藤井陽介氏 →終了
12月22日 キャノン株式会社 城田衣氏 →終了
01月19日 株式会社アダストリア 大橋香苗氏 →終了
01月26日 デザイナー 前川千加氏 →終了

服飾造形学科の学びについてはこちらから
服飾造形学科のチバテレ制作による学科紹介動画はこちらから

【2024年度 入試情報】
「共通テスト利用選抜I期」:2024年1月9日(火)~1月29日(月)出願締切! 詳細はこちらから
「一般選抜B日程」:2024年1月18日(木)~2月1日(木)出願締切! 詳細はこちらから
「一般選抜C日程」:2024年2月2日(金)~2月14日(水)出願締切! 詳細はこちらから

【イベント情報】
2月23日(金・祝) 高校1・2年生対象「冬のオープンキャンパス」:詳細はこちらから

入試相談・学校見学は随時受付中です!
詳細はこちらから