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服飾造形

「ファッションビジネスの世界」の授業で、元朝日新聞社 高橋牧子氏にご登壇頂きました

服飾造形学科では、服飾についての感性を磨き、問題解決能力や実践力などを身に着けるため、実技や理論の他にも斬新なカリキュラムを開講しています。その中のひとつ、「ファッションビジネスの世界」(1年次・必修科目)では、毎回、ファッション業界で活躍されている講師の方々や卒業生を招き、授業を行っています。担当は伊藤瑞香准教授森本美紀准教授です。第3回目となる10月13日は、元朝日新聞社 高橋牧子氏をお招きしました。

【写真】高橋牧子氏による講義の様子

高橋氏は、ファッション関係の出版社、繊研新聞社で編集や記者をご経験された後、朝日新聞社でファッション担当の編集委員を務められた経歴を持ち、ファッションジャーナリストとして第一線で世界の名立たるファッションデザイナーやコレクションなどの取材、執筆活動をされてきました。最近では大学の客員教授に就任され、セミナーなどの講演活動やコンテストの審査委員、メディア活動など、活躍の場を広げています。
今回の講義では、ジャーナリストとしての経験を積まれてきた高橋氏独自の視点で、戦前から現代までのファッションの歴史と、社会背景との相関、それに伴う人々の価値観の移り変わり、さらにファッションをアートとビジネス、それぞれの側面から捉えてお話しいただきました。また、カール・ラガーフェルドやジョルジオ・アルマーニ、ラルフローレン、川久保玲などの世界的デザイナーにインタビューした時の体験談や業界の裏話など、一般には知られていないような貴重な内容を沢山盛り込んでお話しくださり、学生たちは、最後まで夢中になって聴講していました。

【写真】真剣に耳を傾ける学生たち

【写真】高橋氏がPRADAのショーを観覧された際、会場で配布されたブローチを見せていただきました

コロナ禍や戦争、気候変動など、人々の価値観が大きく変化する現代において、ファッション界では原点回帰の風潮が高まり、業界全体でもファッションの意味や必要性について考える機会が増えたと仰っていました。その中で高橋氏が今後のファッションについて「意味を持たざるを得ない、今後も必要なものである」と強い思いで語られたのが非常に印象的でした。現在、海外で活躍している日本ブランドなども多数ご紹介頂き、これからファッションを専門分野として学んでいく学生にとっても大きな励みとなりました。

<2023年度講師一覧>
09月29日 A Plus代表 山田晶子氏 →終了(記事はこちらから
10月06日 事業開発研究所株式会社 島田浩司氏 →終了(記事はこちらから
10月13日 元朝日新聞社 高橋牧子氏 →終了
10月27日 株式会社島精機製作所 雑賀透氏 →終了
11月10日 YKK株式会社 飯塚誠氏 →終了
11月17日 ザ・ウールマーク・カンパニー 西沢智裕氏 →終了
11月24日 栄レース株式会社 坂本政之氏 →終了
12月08日 手描きドレスデザイナー 藤井陽介氏
12月15日 デザイナー 前川千加氏
12月22日 登壇者未定
01月19日 株式会社アダストリア 大橋かなえ氏

服飾造形学科の学びについてはこちらから
服飾造形学科のチバテレ制作による学科紹介動画はこちらから

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