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教育実習を終えた、服飾造形学科4年生にインタビュー!
石井友裕さん
服飾造形学科4年生、伊藤瑞香准教授のゼミ所属(※取材時)
――教育実習に行く前はどんな気持ちでしたか?
実習先が母校では無かったこと、中学生の兄妹や親戚などもおらず、自分が中学生たちに受け入れてもらえるのかという不安な気持ちと、何を準備したらいいのか、わからないことで少し焦っていました。実習先がなかなか決まらず、教職教育支援センターの職員の方々に相談したところ、柴内靖特任教授にご紹介いただいた学校に実習に行くことができました。実際に実習先に行くと、大学の模擬授業でうまくできていたことが、現場ならではの空気感や生徒の実態から、初めはうまくいかないことだらけで戸惑うことがたくさんありました。実習先にもよりますが、たくさん準備したから良いというわけでは無く、行ってからが勝負だと思いました。
――実習に臨む前に準備したことや心がけたことなどを教えてください
とりあえず早く起きて、余裕をもって学校へ向かえるよう、生活のリズムを整える事を意識していました! 時間があれば家庭科の教科とは直接、関係はないですが、漢字や文字の書き順など、基本的なところをおさらいしておけば良かったな、とも思います。
――教育実習を通して感じたこと、学んだことは?
先生方や事務員の方々の休む間もなく働いている姿を見て、「これが社会人か!」と、先生方の大変さをつくづく実感しました。周りの先生方や働いている方など、様々な人の頑張りや、自分が置かれている環境のありがたさも分かるようになりました。早く正確に、仕事に取り組む事の大切さも学びました。また「残された学生生活の間にもっと様々な事に挑戦して頑張りたい!」という気持ちが強くなりました。
――伊藤瑞香准教授のゼミの卒業制作は何ですか? どのような点を工夫して取り組んでいますか?
訪問着の制作をしています。服飾造形学科で学んできた4年間の集大成として丁寧な作品を心がけ、妥協せず、じっくり時間をかけて取り組んでいます。私は人一倍、作業の進行が遅いですが、伊藤准教授と助手の中澤先生が丁寧に指導してくださり、楽しく取り組ませてもらっています!
――服飾造形学科で学んできて、高校生の頃と比べて自身が成長したなと感じることを教えてください
真面目に取り組むことと、人との関わりの大切さを学びました。自分の力を最大限に発揮して頑張っていれば必ず見てくれている人がいます。そして大変な時は必ず助けてくれます! 自分が頑張れているのは、家族や友達、大学の先生方など、まわりの人の支えがあってこそだと感じられるようになったところが、成長した部分だと思っています。
――石井さんの将来像をお聞かせください
現在、1級衣料管理士と家庭科教員免許の、両方の取得をめざしており、教員は将来の選択肢の一つとして取り組んでいます。まずは一般企業に就職し、その後、教員をめざすなど、自分の好きなことを1つだけではなく、いくつも仕事として経験できたらいいなと考えています。