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「授業を受けるたび、視野が広がっていくのを感じて本当に楽しい!」日本文学専攻 修士課程の大学院生にインタビュー!

柴原 麻衣さん
和洋女子大学大学院 人文科学研究科
日本文学専攻 修士課程(※取材時)
――研究テーマを教えてください
ライトノベルにおける色彩語※の役割について研究しています。若年層をターゲットとして市場規模も大きく、受容度の高いメディアとして注目できる日本のライトノベルを取り上げ、色彩語を用いた描写の変遷と変化の要因を考察しています。特に近年のライトノベルでは表紙や挿絵のイラストが重要視され、マンガやアニメなどの視覚的メディアとの関わりも大きいと考えています。そのため、ライトノベルと他メディア作品との関係についても調査を進めていく予定です。
※色彩語:「赤」「青」のような単語や、「赤い」「青い」などの形容詞を用いた、色を表す言葉。
――和洋女子大学大学院に進学を決めた理由やきっかけを教えてください
私は和洋女子大学を卒業した後、日本文学文化学科の職員として勤務しています。学生時代も大学院への進学に興味はあったのですが、様々な事情から当時は就職することを優先しました。その後、大学で仕事をする中で、楽しそうに勉学に励む学生たちを間近で見ているうちに「私も、もう一度勉強したい!」という気持ちが強くなっていきました。仕事と両立できるのか不安もありましたが、同僚や先生方に背中を押してもらい、大学院へ進学することを決めました。
――大学院生活はいかがですか?
傍から見ているだけではわからなかった楽しさがたくさんあって、毎日がとても充実しています。大学を卒業してから10年近く経ちましたが、その間は、ずっと仕事ばかりの毎日を送っていました。そのため本格的に勉強をするのは本当に久しぶりのことで、最初は授業についていけるかどうか不安でいっぱいでした。しかし、実際に大学院での生活が始まってみると、新しいことを知ったり疑問に思ったことをじっくり考えることが楽しくて、入学前に抱えていた不安は、いつの間にか無くなっていました。私は長期履修制度※を活用し、仕事をしながら大学院に通っています。仕事と学業を両立させるために先生方には、たくさん相談に乗っていただき、安心してスタートを切ることができています。
※長期履修制度:職業を有している等の事情で単位数や研究指導を受ける時間が制限される方の申請に基づき、大学院修士課程および博士前期課程の標準修業年限である2年間を超え、4年以内に計画的に課程を修了することで学位の取得を認める制度。
――担当教員の先生の魅力を教えてください
指導教員の間淵洋子准教授は、どんなにお忙しくても常に学生や院生のことを真剣に考えてくださる、優しくて面倒見の良い素晴らしい先生です。授業は簡潔で分かりやすく、丁寧にご指導いただけるので、学ぶことにブランクのある私にとっては本当にありがたい存在です。今は、まだ新しいことを身につけるのに精一杯ですが、間淵先生の授業を受けるたびに、自分の視野が広がっていくのを感じ、とても楽しく学んでいます。
――大学院卒業後の目標を教えてください
大学院で学んだことや経験を活かして、今以上に手厚く細やかに和洋女子大学の学生たちをサポートしていきたいと考えています。また、卒業後も色彩語に関する勉強を続けていくことが目標です。
――大学院進学を検討している方へメッセージをお願いします
就職など、さまざまな事情で一度勉学から離れてしまうと、再び学ぼうとしても不安や心配の方が大きく感じられるかもしれません。それでも「学びたい」という気持ちがある方は、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてください! ブランクがあっても、大学院の先生方や職員の皆さんが手厚くサポートしてくださいます。この和洋女子大学大学院は自分の成長を実感できる場所だと感じていますし、何歳になっても新しいことを学ぶのは本当に楽しいですよ!
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