メニュー 閉じる

トピックス

大学院

「女子大学という環境でジェンダーについて研究することを決意」英語文学専攻 修士課程の大学院生にインタビュー!

吉村和也さん
和洋女子大学大学院 人文科学研究科
英語文学専攻 修士課程(※取材時)

――研究テーマを教えてください
中学校で使用されている英語科の教科書をジェンダーの視点より研究しています。

――和洋女子大学大学院へ入学する前は何をされていましたか?
四天王寺大学の人文社会学部 国際キャリア学科に在学中、現在の研究に出会いました。四天王寺大学では、3年次より学会に参加し、4年次には学会発表を行うなどをしていました。

――和洋女子大学大学院に進学を決めた理由やきっかけを教えてください
私が大学院進学を考えたのは、大学時代、英語音声学の指導教官で、現在も集中講義などでお世話になっている、上野舞斗先生との出会いがきっかけです。上野先生の授業を受講することで、英語教育に対する好奇心は膨らみ、その中でも英語教育史、教科書研究に興味を持つようになり、「大学院へ進学して研究職に就きたい」と思うようになりました。3年次後期から進学先の大学院を探す際、私の研究分野を指導していただけそうな先生の中に拝田清教授がいらっしゃいました。拝田教授とは日本英語教史学会の遠隔懇親会で私の研究についてお話しした際、真摯に聞いていただき、また意見も出してくださったこともあり、「拝田教授の元で学びたい」と思うようになりました。またジェンダーを研究する私にとって、女子大学という環境は申し分無いほどの好環境であり、進学先を決定する要因の一つになりました

――大学院だけでなく、科目等履修生制度を利用して大学の授業も受講されているそうですが、受講しようと思った理由やきっかけをお聞かせください
大学時代に教員免許を最後まで取り切ることができなかったため、和洋女子大学大学院で教員免許を取得するために科目等履修制度を利用しています。大学院の授業と科目等履修生度の授業、さらに自分の研究を同時に進めないといけないことが大変ですが、幸い、私の研究は移動したり気分で結果が変化したりするものではないので、自身の体調を崩さない限り、深夜や早朝に行うなど隙間時間を有効に活用することで時間をやりくりしています

科目等履修生制度:社会人等の学習機会の拡充を目的とし、生涯学習の一環として本大学の授業科目の履修を認め、試験等に合格した場合に正規の単位を授与する制度です。1科目からの受講ができます。興味のある科目をもう一度勉強したい方や働きながらの受講も可能です。詳細はこちらから

jinbun_0201_img02.jpg――入学してから8カ月ほど経ちましたが、大学院生活はいかがですか?
最初は英語文学専攻で初の男性の大学院生ということもあり、周りの目線等が気になることがありましたが(笑)、現在は大学院生仲間や先輩の皆さんのおかげで楽しく何不自由なく研究と大学院生活を楽しんでいます

――拝田教授は、どのような先生ですか? 魅力を教えてください
拝田教授は学部生・大学院生ともに、その人にあった指導をしてくださり、私たちの「やりたい」という気持ちをとても大切にしてくださいます。私は大学院に入学した頃から「学会で発表がしてみたい!」と思っていました。そのことを拝田教授に相談したところ、11月に日本英語教育史学会で発表する機会をくださいました。また、発表の準備の段階から手厚いサポートをしていただき、無事に学会発表を終えることができました

――今後の目標を教えてください
修士課程修了後は現場教員を経験した後に博士課程に進み、研究職に就けたらと思っています

――大学院進学を検討している方へメッセージをお願いします
私自身、大学院進学はとても悩みました。学部の同期が就職する中、私だけが大学院へ進学することへの不安もありました。その時に相談にのってくれた信頼する学部時代の先輩や恩師のおかげで、大学院進学を決心することができました。大学院に進学することを悩んでいるのでしたら先輩や、ゼミの先生に相談をすることで大学院に進学する気持ちがはっきりしてくると思います。

<拝田教授からのコメント>
人文科学研究科は男女共修であるとはいえ、女子のみの環境へ、しかも奈良県から単身で千葉県へ飛び込んでくると聞いた時には、本当に驚きましたし、「大丈夫かな」と心配でもありました。しかしながら、吉村さんの大学時代の恩師であり、僕が前任校である四天王寺大学に着任した年に入学してきて以来、ずっとお付き合いをさせて頂いている上野舞斗先生からの「彼は研究能力が高いですよ!」という一言によって、指導教員をお引き受けしました。入学してから間もなく1年が過ぎようとしていますが、すっかり和洋女子大学に馴染んで、持ち前の明るい性格は、社会人大学院生のみなさんからも大人気です。研究面でも面白い切り口で英語検定教科書の通時的分析を進めています。本当に将来が楽しみな好青年です。

和洋女子大学院への受験全般についてのお問合せは、入試・広報センター(TEL:047-371-1127)まで。
科目等履修生についてのお問い合わせは、教務課(TEL:047-371-1124)まで。

大学院入試Ⅱ期の出願は、2024年2 月13日(火)~21日(水)です。
大学院入試に関する詳細はこちらから

和洋女子大学大学院 人文科学研究科の学びについてはこちらから
和洋女子大学大学院 総合生活研究科の学びについてはこちらから
和洋女子大学大学院 看護学研究科の学びについてはこちらから(2024年4月開設)