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大学院

「我が子に大学院を卒業する姿を見せたい」英語文学専攻 修士課程の大学院生にインタビュー!

アシュール真弓さん
和洋女子大学大学院 人文科学研究科
英語文学専攻 修士課程(※取材時)

――研究テーマを教えてください
研究テーマは「保育士志望学生への英語教育及び異文化理解カリキュラムと教材の開発」です。この研究では、保育現場の現状を踏まえ、保育を視野に入れた英語の指導と、多国籍の保護者に対応するための異文化理解カリキュラムの開発を目的としています。

――和洋女子大学大学院に進学を決めた理由やきっかけを教えてください
すでに和洋女子大学大学院で学んでいた友人のFacebook投稿に「いいね」をしたら、「アシュちゃんも、どう?」と誘われたことがきっかけです。「息子は大学生、高校進学を控えている娘もいる」「子どもが優先」「自分のことは後回し」「大学院なんて夢のまた夢」と思っていたのですが「科目等履修生」という制度を教えてもらった瞬間、心の奥にあった「学びたい!」という欲求が溢れ出しました。2021年と2022年は、科目等履修生として「英語言語学特殊講義」の授業を受講し、2023年4月から正式に和洋女子大学大学院 人文科学研究科 英語文学専攻 修士課程の学生となりました。

科目等履修生制度:社会人等の学習機会の拡充を目的とし、生涯学習の一環として本大学の授業科目の履修を認め、試験等に合格した場合に正規の単位を授与する制度です。1科目からの受講ができます。興味のある科目をもう一度勉強したい方や働きながらの受講も可能です。詳細はこちらから

――入学してから8カ月ほど経ちましたが、大学院生活はいかがですか?
私が卒業したのは、学生が30,000人もいるアメリカの大学でした。それに比べると和洋女子大学は学生の規模は小さいですが、先生と学生との距離が近く、アットホームな雰囲気で、とても気に入っています。入学前は娘と同じ年頃の先輩や、息子と同じ年齢の同級生たちと話が合うのか心配でしたが、そんな心配も無用で、“恋バナ”をしたり、一緒に食事をしたりと楽しい学生生活を送っています。同じ志があると、年齢も性別も関係ないですね。論文を書いたり、授業内で発表をしたりと、日常では味わえない緊張感を経験するたびに、自分自身が成長し、磨かれていくのを感じています

Q. 担当教員の拝田清教授は、どのような先生ですか?
拝田教授は、常に学生のことを考えていて、惜しみなく学びの機会を与えてくださる方です。個々の持つ能力を見極め、目標を明確に設定し、方向性を示してくださるので、科目等履修生として拝田教授の元で学んだ2年間で、大きく成長した自分を感じています。また、知識と経験が豊富で、教科書には書かれていないお話もたくさんしてくださるので、とても勉強になります。

――現在の仕事について教えてください
2001年に起きたNYでの同時多発テロをきっかけに、自宅で英語教室を始めました。7人から始まった教室ですが、現在は小学1年生から中学3年生までのお子さんが通ってきてくれています。また、保育園7園と、幼稚園1園で英語指導もしています。地域活動の一環として、子育て支援サークルと子ども会での英語活動も担当させていただいています。

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――仕事と子育てをしながら、大学院へ通われていますが、両立するコツを教えてください
現在は、英語文学専攻の3つの講義を受講していますが、対面以外に、オンラインやオンデマンドを併用することで、自宅でも講義を受けられています。仕事の後、講義の動画を見て、予習・復習をしています。また、子どもを送り出した後や移動時間に、本を読んだり論文を探したり。隙間時間の作業には、スマホやタブレットを活用し、いつでもどこでも勉強できるように心がけています

――今後の目標を教えてください
まずは修士号を取ることです。25年前に大学を卒業した時、「我が子に大学院を卒業する母の姿を見せたい」と思ったのですが、それがもうすぐ実現できそうです。今後も保育と英語を繋ぐカリキュラムの作成や、保育学生への英語指導法を研究していきたいと考えています。

――大学院進学を検討している方へメッセージをお願いします
自分1人で考え込まず、大学院進学に興味がある方は、ぜひ一度、大学に相談してみてください。意外と簡単に夢への扉が開くかもしれません。「今の私には無理かな」と思っていることも、実際に授業が始まってみると、できてしまう自分を発見できると思います。自分を信じて、一歩を踏み出してみてください!

<拝田教授からのコメント>
アシュールさんはご自身は謙遜されますが「天才肌」の研究者であり教育実践家です。特に、アシュールさんが独自に考案した英語の指導法や教具は、「我流です」とはおっしゃいますが、実は、現在流通している有効な指導法や教具とほぼ同じであったりすることが多々あるのです。ご本人は当初、「自分がはじめて実践・考案したと思っていました…」とがっかりされていましたが、それは実は、普通の人間にはできないことであるとお伝えしています。ここ数年、先行研究をしっかり調べていらっしゃいますので、極めて近い将来、これまで誰も考えつかなかったような指導法や教具を考案され、多くの児童・生徒、そして英語教員に益する研究者・教育実践家になるのではないかと大いに期待をしています。

和洋女子大学院への受験全般についてのお問合せは、入試・広報センター(TEL:047-371-1127)まで。
科目等履修生についてのお問い合わせは、教務課(TEL:047-371-1124)まで。

大学院入試Ⅱ期の出願は、2024年2 月13日(火)~21日(水)です。
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