メニュー 閉じる

トピックス

こども 一般・地域

うらやす市民大学「特別な支援が必要なこどもを地域で支える」が開催されました

11月30日、浦安市が主催する「うらやす市民大学」の秋期講座シリーズのうち、こども発達学科の外崎純恵助手による講座「特別な支援が必要なこどもを地域で支える」が開催されました。シリーズ第7回・第8回の今回は、講師の聴覚障害児への実践経験から見た、多様なこどもたちへの支援について、講義とワークショップを行いました。

講義では、障害を持つこどもが社会の中で等しく多様な経験をするために、地域住民や専門家がどのような支援をできるのかについて、講師自身の経験談や実践事例、体験ワークを交えて説明しました。体験ワークでは、受講生が、目を閉じて自分の周りにある音を聴いたり、絵画を見て音を想像したりしながら、音の世界を体験しました。

【写真】体験ワークで様々な音を立てるコーディネーターの矢藤誠慈郎教授

【写真】音について説明する講師の外崎純恵助手

ワークショップでは、設定されたシチュエーションに沿って「障害を持つこどもとの関わり方と地域でできること」をテーマに、グループに分かれて話し合いました。各グループで活発な意見交換が行われ、その中で出た意見やアイディアを付箋に書き出し、最後にグループ毎に発表しました。

【写真】ワークショップの様子

【写真】意見交換の様子

【写真】グループ発表の様子

講師は、「『支援』とは、全て〈やってあげる〉ことではなく、本人のできることを活かしながら、できないことをできるように支えること」、「こどもが抱える課題や取り巻く状況をよく見て接することが大切」、「社会や地域の働きかけによって、障害を持つこどもたちが活動できる機会や経験の場が増えるのではないか」と受講生に語りかけました。講義とワークショップを通じて、助けたい気持ちを持ちながら、介入しすぎない接し方の難しさや心掛けていくべき配慮について学び、考えることができた、大変有意義な講座となりました。

次回の講座は、12月14日(土)「これまでの学びを振り返る」、「地域で支える子育て環境を創る」の2本立てで、最終回となります。講師は今年度のコーディネーターでもある、本学こども発達学科の矢藤誠慈郎教授です。

うらやす市民大学:まちづくり活動を行うために必要な知識や技能を学び、市民自らが地域に貢献するまちづくりの担い手となり、活躍するための学び場です。和洋女子大学のシリーズでは、こども発達学科の矢藤誠慈郎教授がコーディネーターとなり、「地域で支える子育て環境-全てのこどもが安心して育つことができる地域を創る-」をタイトルに、10月19日から12月14日までの全10回講座を実施しています。

令和6年度「うらやす市民大学」の日程と概要​はこちらから
昨年の講座の様子はこちらから
昨年の講座の開催報告はこちらから

令和5(2023)年度からの取り組みとなった「うらやす市民大学」。地域連携センターでは、地域の問題解決や地域活性化等について、今後も地域社会や自治体との連携・協働を進めていきます。

<地域連携センター>
和洋女子大学の地域連携センターは、地域連携に関する活動の企画・調整・運営および支援を行うことを目的として、2014年に設置されました。これまで、市川市との包括協定や企業との商品開発など、毎年、多くの分野で連携を行ってきました。地域連携センターでは、地域の方々に開かれた大学をめざして、さらに連携事業の拡大、充実に力を入れていきます。

こども発達学科の学びについてはこちらから

入試相談・学校見学は随時受付中です!
詳細はこちらから