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Wayoまもり隊主催「とっさの時に役立つ筋力トレーニング」を開催しました
5月27日、看護学科の新谷奈苗教授、丸上輝剛講師、渡邉久美助教、吉水清助教、永岡裕康先生と学生たち(看護学科15名、家政福祉学科1名)で結成された「Wayoまもり隊」が地域の方々に向けて、「とっさの時に役立つ筋力トレーニング」を和洋女子大学で行いました。
当日、参加された地域の方は44名。高齢者を取り巻く災害時の状況についての講義の後、学生たちがお手本になり、椅子に座ったままできる筋力トレーニングを実演。トレーニングによる効果についての解説もありました。3グループに分かれた学生たちは、ステップ1では、「筋力と姿勢の関係性・正しい姿勢について」の説明、ステップ2では、「ストレッチと筋トレの実践」を行った後、ステップ3では、自宅でも実践したくなるように、効果について「まとめ」を伝えました。
学生たちはパワーポイントを用いて、わかりやすく説明。そして、印象に残るように、適宜、参加者への質問を行い、お互いに、コミュニケーションを取りながら会場の雰囲気を盛り上げました。また、ストレッチや筋トレの実践の場面では、学生たちがお手本として参加者の間に入り、やり方がわからずに困っている参加者にマンツーマンで優しく丁寧に伝えました。学生たちの心のこもった解説で、会場全体があたたかい空気に包まれ、トレーニングが終了しました。
<参加した学生たちの感想>
「年配の方を対象に、体操などの説明をするので、どういう風にわかりやすく説明できるのかを考えるのが難しかったです。また、担当を割り振ってスムーズに教えることができました」(看護学科1年生)
「私は、1人だけ違う学部で途中からの参加ということもあり、活動についていけるか少し不安がありました。しかし、皆で意見を出し合って最後までやり切ることができたのでよかったです。本番ではたくさんの高齢者の方と楽しく交流ができて、良い想い出になりました。高齢者の方々が笑顔で体操をしている様子を見ることができて、私も自然と笑顔になりました」(家政福祉学科1年生)
「2月の体操教室は2年生のみでの実施でしたが、今回は学年や学科に関係なく活動を行いました。過去の経験を活かしながら、先生方の協力を得ることで、前回よりも盛り上がる教室を開催することができました」(看護学科2年生)
「筋力トレーニングに関して、筋肉の作用や効果など解剖生理学の知識も踏まえながら根拠に基づき、わかりやすく伝えるための工夫を行いました。また、対象者に合わせたトレーニング方法について、先生方からのアドバイスや他学年との協力のもと、試行錯誤しながら、より良い健康教育となるよう準備を重ねてきました。イベントの際には、自宅でも継続して行いたいとメモを取りながら真剣に聞いてくださった方々もいて、達成感を得ることができました」(看護学科3年生)
「発表内容の作成に当たっては伝え方や資料の大きさ、話し方など、参加者の特徴を踏まえ、わかりやすく、効果的に運動ができるかについて各学年がこれまでの学びを活かして意見交換を行いながら進めました。本番では、ただ運動を行う目的だけでなく、今回の活動が参加者・学生との交流の場になったり、参加者に笑顔で行っていただけたことが嬉しかったです。終了後、参加者の方々から『楽しかった』『また参加したい』をいう声をたくさんいただき、やりがいを感じました。地域の方との交流はもちろん、学年・学部の垣根を越えて活動できたことも貴重な経験になりました」(看護学科4年生)
学生のコメントにもあるように、参加された多くの方々から感謝の声をいただきました。使用した資料を友人や知人にも広めたいということで資料を追加で持って帰られる方もいらっしゃるほど大盛況なイベントとなりました。
和洋女子大学では、今後も引き続き、このような教員・学生の活動を通して、地域との連携を深め、貢献をしていきたいと考えています。
Wayoまもり隊※の過去の活動については、こちらをご覧ください
※Wayoまもり隊とは、自然災害が頻発するなか、市川を守りたいと集まった有志たちのグループで、和洋女子大学の学生たちと教員で、地域の防災意識の啓蒙のために活動しているプロジェクト名です