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「和洋コース」で和洋女子大学に進学し、インターンシップなどで充実した大学生活を送る、こども発達学科2年生にインタビュー!
高校(和洋国府台女子高等学校)在学時から、和洋女子大学の科目を履修でき、大学入学後に履修単位として認定される「和洋コース※」での学びを経て、和洋女子大学に進学した、こども発達学科の学生に、どのような大学生活を送っているか、詳しくお話を伺いました!
※「和洋コース」とは、和洋国府台女子高等学校で2020年から開設された、和洋女子大学への進学をめざすコース。高校3年間と大学4年間をひとつにし、7年間で深い学びに取り組む、高大接続7年制「共育」プログラムです。

佐々木ひなたさん
こども発達学科2年生(取材時)
出身高校:千葉県 私立和洋国府台女子高等学校(和洋コース)
―― 保育に興味を持ったきっかけを教えてください!
きっかけは、幼少期に通っていた保育園の先生が大好きだったことです。私には2つ年上の兄がいて、兄妹で保育園に通っていたのですが、いつも先生が笑顔で面倒を見てくださったことを覚えています。両親が共働きだったため、降園時間の最後まで兄と一緒に保育園で過ごしていて、物心がついた時には、保育園の先生のように「こどもの気持ちに寄り添える存在になりたい!」と強く感じていました。その想いは大学生になった今でも変わらず続いています。また、私の母は、今でも保育士として乳児院で働いています。私が知る中で誰よりもこどもが好きで、コツコツと努力している母の姿を近くで見ているうち、尊敬の気持ちを抱くようになり、自分の進路を決める時の指針になりました。
―― 高校生の時、「和洋コース」では、どのような授業を履修しましたか? 特に印象に残っている授業を教えてください!
「和洋コース」は、高校3年生の前期と後期に合計20単位まで、和洋女子大学の授業を履修できるというもので、私は18単位を取得しました。受講できるのは、共通科目に限られていたので、自分の興味がある学科の授業をすべて受講できるわけではありませんでしたが、その中でも特に印象的だったのは、こども発達学科の金井智恵子先生による「人間の発達」という授業です。私は高校生の時から、こども発達学科への進学を希望していたので、この科目を履修し、人間の胎児期から老年期までの生涯発達の視点から考え、心理的な特徴や対応について、実際の研究から知ることで、人間理解の知識を深く学ぶことができました。それと同時に、心理学の学びを通じて、自己理解をさらに深め、これからの人生に必要不可欠な知識を吸収できました。実際に、こども発達学科に入学後、様々な授業を通して、この「人間の発達」の授業が保育での現場で、どのように活かされているのかも理解できるようになりました。
―― 「和洋コース」で入学前から大学の授業を履修していたことで、大学生活での時間がより有効活用できるようになったと思いますが、主にどのようなことに時間を使っていますか?
現在、スポーツマーケティングに関する企業のインターンシップに参加しています。きっかけは、SNSで募集を見たことでした。私は中学生の頃、部活でバスケットボールを始めてから、バスケのプロの試合や大学生の試合を観戦しにいくうち、バスケなしの生活は考えられないほど、自分の中でバスケが生活の一部に! しかし、高校生の頃に大怪我をしてしまい、バスケを続けるのは厳しいと思っていました。「大学でもバスケに関わりたい」と思い続けていた時、大学1年次の9月にインターンシップの募集を見つけました。バスケに関する知識の向上やインターンシップへの参加を通して、社会の中で能力を向上させたいという気持ち、そして、私自身が大好きなバスケの魅力を広く伝え、「バスケで人を幸せにできる存在になりたい!」という強い想いで、インターンシップに応募しました。仲間と一緒に日々、とても充実した活動を行っています。

【写真】インターンシップ中、ディスカッションをする佐々木さん

【写真】インターンシップ生たちと一緒に記念撮影!
―― インターンシップに参加するために努力したことを教えてください!
インターンシップ先の企業は、スポーツマーケティングに関することが中心なので、SNS(Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、Facebook)など、「SNS × スポーツ」を活用しているのを知っていたこと、もともとバスケが好きなことから、特別に意識したことはありませんでしたが、常に選手、チーム、ファンの傾向について、チェックするようにしていました。書類選考から面接に進んだ時には、企業が運営しているSNSの活用方法、投稿コンテンツのクオリティ、全体と個人発信としてSNSでファンとの交流を図るなどの傾向を掴むとともに、自分自身もバスケのファンとして、興味を湧くようなコンテンツはどのような企画か、いくつか案を考えて臨みました。

【写真】中学生時代、バスケ部だった時の様子

【写真】ユニホームを着て、体育館で撮影
―― 特に好きな授業や、興味深いと感じている授業はありますか?
私自身、運動をすることが好きなので、上村明先生の授業「こどもと健康」がとても楽しいです! こどもの健康な心と体を育むことができるよう、こどもの運動発達の特性を踏まえながら、運動経験のあり方を考える「保育 × 運動(健康)」を学べる授業です。運動あそびの本質を理解しながら、実践的に先生と学生同士で活動するので、体を動かす楽しさを味わうことができます。スポーツのように、単に活動する機会を与えるのではなく、「こどもが自発的に興味をもち、遊びの中で様々な動きを経験し、動きを身に付けていくことが重要」という考え方は、バスケなどのスポーツをしていたとはいえ、自分自身だけでは気付くことのできない学びだと思っています。
―― こども発達学科の推しポイントを教えてください!
私は幼少期からピアノを習っていて、ピアノを弾くことが大好きなので、北館5階にある「ピアノレッスン室」がお気に入りです。授業では「ML教室」という大教室で一人一台のピアノを使ってレッスンを受けることができますが、空き時間に「ピアノレッスン室」が空いていれば、誰でも自由に練習できるので、とても役立っています。教室内は個室になっていて、防音設備が整っているので、弾き歌いを練習する時でも、声を出してピアノを弾くことができるので、とてもいい環境だと思います! 私も授業の空き時間に、よく活用しています。また、こども発達学科は、少人数制の授業や演習科目など、学生が主体になって参加する科目は、先生方と学生の距離が近く、一人ひとりの顔が見える中で授業が受けられるので、学生の私たちにとって、とても安心感があります。

【写真】上村明先生の授業「こどもと健康」が楽しいです!

【写真】「ピアノレッスン室」でピアノの練習をする佐々木さん