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こども発達学科の「こども発達学セミナー」を開講しました
和洋女子大学のこども発達学科では、千葉県佐倉市にある大学施設、佐倉セミナーハウスでの「こども発達学セミナー(新入生宿泊研修)」を開講。新1年生は1泊2日の日程で、この研修に参加します。4月に入学した1年生たちは、こども発達学科での4年間の学びについて理解を深めるとともに、保育・幼児教育を学ぶ上で必要な心構えや基本的マナーを、教員や学生同士でじっくり確認し合いました。
1日目は、中村光絵准教授によるプログラム「モノや素材を使って表現する」で、ビニールテープを使った表現活動を行いました。同級生同士で創意工夫を凝らして、ビニールテープの色や形状をうまく活用し、窓一面にカラフルな作品を生み出しました。
有志で参加してくれた4年生による、「先輩に聞こう、学科交流会」では、先輩たちの体験談を聞き、また、対話を通して、これからの学生生活の疑問や不安を和らげることができました。4年生は、新型コロナウイルス感染症の影響から、佐倉セミナーハウスに訪れることも、宿泊学習を行うことができなかった学年ですが、「1年生と一緒に良い時間を過ごす機会を作りたい!」との想いから、1年生のために時間をかけて企画と準備をしてくれました。
また、外部講師として、インプロバイザー(即興演劇家)として活躍する、東京学芸大学研究員の直井玲子先生をお招きし、プログラム「身体を使って表現する」にも取り組みました。保育・幼児教育において基本となる、人とのかかわり、創造性、協働性等の側面を、演劇の手法を用いて、どう支えて育めるかを、遊びと表現の中から学ぶことができました。
2日目は、市川市こども部こども施設運営支援課保育支援担当の渡邉眞理子氏と、同課の市川市公立保育所 塩焼第2保育園 園長の鈴木知美先生をお招きし、「子ども世界のおもしろさ」の講演を拝聴しました。先生方のお話から、保育者の役割について理解を深め、こどもの世界の豊かさに気づき、これから専門性を高めていく意欲をそれぞれに高めました。
佐倉セミナーハウスでの2日間を通して、より一層、保育・幼児教育に関する学びに必要な心構えや態度、目標に向かって主体的に取り組む姿勢を養うことができました。また、これから共に学ぶ仲間や教員と、同じ生活空間で、リラックスしながらコミュニケーションを図る経験を通し、充実した大学生活を主体的に創り出していくための関係性を深めることができました。