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大学院

「大学院での学びから得るものは、想像していた何倍も大きかった」英語文学専攻 修士課程の大学院生にインタビュー!

大道寺都さん
和洋女子大学大学院 人文科学研究科
英語文学専攻 修士課程(※取材時)

――研究テーマを教えてください
「ルイザ・メイ・オルコットが文芸雑誌に描いた女性たち」です。オルコットは、19世紀に活躍した女性作家で、卒業論文ではオルコット自身の家族がモデルとなっている代表作『若草物語』を題材とし、登場人物の描かれ方や物語の内容から、彼女の「ジェンダー観」、「女性の自立」について考察しました。修士論文では、他の作品を通して、オルコットが描いたことを考察していきたいと考えています。

――和洋女子大学大学院に進学を決めた理由やきっかけを教えてください
和洋女子大学 国際学科に在学していた4年間の授業がとても楽しかったからです。私は、小学校から高校まで勉強をすることが大嫌いで、学ぶことを楽しいと感じたことはありませんでした。しかし、和洋女子大学での授業は、これまで学んだことのない分野で、特に英語圏の文学や女性作家について知ることは楽しく、学ぶことが楽しいと感じたことへの衝撃が大学院進学のきっかけとなりました。

jinbun_0319_img02.jpg――大学院生活はいかがですか?
とても充実しています。大学の授業とは異なり、自身で授業のレジュメを作成し、考えを発言していくので、一つひとつの学びが深まります。また、私は人前で発言をすることに対して、とても緊張してしまうのですが、大学院に進学して出会った方々の学ぶ姿勢を見て、疑問に思うことや自身の考えなどは、積極的に発言しようと心がけるようになりました。とても小さな変化ですが、大学院生の方々からの影響はとても大きく、出会えたことが、とてもありがたいです。

――担当教員の星野文子准教授の魅力を教えてください
初めて星野文子准教授の授業を受講した時に、「こんなにかっこいい女性の先生がいるんだ!」と印象的でした。大学時代から、これまで、私が興味のあること、研究したいことに対して、手厚くサポートしてくださって、私の狭い視野を大きく広げてくださいました。学びを深めてくださる先生だと思います。

――大学院卒業後の目標を教えてください
大学院卒業後も学び続けていくことが目標です。

――大学院進学を検討している方へメッセージをお願いします
大学院での学びから得るものは想像していた何倍も大きかったです。分野は異なっても、何かを専門的に研究している方々からの刺激は大きいですし、興味のあることはより細かく深く学べるので楽しいです!

<星野准教授からのコメント>
大道寺さんは素直で熱心な勉強家です。学部時代から、オルコットの作品だけではなく、その生涯に大いに興味を持っていましたので、日記や書簡集のページをめくりながら、度々オルコットについて語り合ってきました。大学院に進学してからは、英語で原文を読んだり、アメリカの専門家にメールで質問するなど、これまで学んできた英語を駆使して研究を続けています。調べていくと、さらに疑問が湧きますので、大道寺さんとオルコットの話をしていると、つい時間を忘れてしまいます。
オルコットは19世紀にアメリカで活躍した作家ですが、その旺盛な好奇心や芯の強さは、時代や国境を超えて現代人に語りかけるものがあり、間違いなく大道寺さんにも響いているように感じます。そのことをオルコット本人にも報告したかったという気持ちにさせる学生です。

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