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全学教育センター

全学教育センターについて

教養教育の基盤の強化と学生たちの免許・資格取得を
はじめとするキャリア形成サポートを行います

本学における教養教育の基盤の強化を図るとともに、免許・資格等の取得をはじめとするキャリア形成の支援を目的として、学部に準ずる組織として全学教育センターを設置しています。全学教育センターは、共通総合科目(外国語を含む)のほか、教職課程や司書・学校図書館司書教諭課程、博物館学芸員課程に関する企画、運営を他学科等と調整しながら行い、学部教育の充実に努めています。2022年4月からリニューアルした「ラーニングステーション1」、「ラーニングステーション2」は、学生たちが静かにかつ自主的に学習できる環境となっているほか、全学教育センター所属教員が学生からの学習・キャリア形成上の相談にのる空間としても機能しています。全学教育センターでは上記のほか、大学入学後を見据えた入学前プログラム、入学後の基礎学力向上のためのプログラム(リメディアル教育)、「外資系企業で働こうカフェ」などの多様な正課外の学びの機会、高校と大学の学びををつなぐ高大連携など、長いスパンを見据えた女性のキャリア形成支援を行っています。

教養の学び

時代のニーズに対応した多彩な教養科目を設置し、学生の学習意欲に応えます。

教職課程

教職課程における情報公表

教職教育支援センター

司書課程・司書教諭課程

司書課程
司書とは

司書は、図書館法の定めるところにより、公共図書館の専門的な事務に従事する職員を指します。地方公共団体が実施する職員採用試験に合格し、司書として任用されることで、司書と称することができます。

司書資格とは

本学では、文部科学省令が定める図書館に関する科目のうち、25単位以上(必修22単位、選択3単位以上)を修得し、かつ本学を卒業した場合に、資格取得証明書を発行します。学校図書館や大学図書館の職員についても、司書の資格を求められる場合があります。

司書課程の学び

本課程では、1年次に「概論」の名がつく総論的な科目を、2~3年次に「論」の名がつく各論的な科目を、3年次に「演習」の名がつく科目を学ぶことを標準にしています。司書を目指す成績上位の学生は、3年次の夏休みに、千葉県や東京都の公立図書館で図書館実習を1週間行うことができます。また、インターンシップで、千葉県内の公立図書館とも連携しています。履修に際しては、時間割で専門科目と重なる場合があること、本課程の科目のほとんどが卒業に必要な単位数に算入されないこと、採用試験は4年次に進んだ直後から実施されることなどから、1年次からの計画的な学習が必要となります。科目担当者には、実務経験をもつ教員を多く配置し、図書館の現場に即した授業を展開するとともに、教員による情報交換会を開催し、ワンチームとして教育にあたっています。

課外活動

教室での授業のほかに、司書教諭課程と合同で、さまざまな課外活動を実施しています。

図書館見学会

夏に、希望者に対して、図書館見学ツアーを行っています。例年、国立国会図書館、国際子ども図書館、市川市中央図書館などを参観するほか、これまでに図書館流通センター、ポプラ社といった出版や出版流通の企業にも訪問しています。

図書館講演会

秋に、自由参加で、図書館講演会を開催しています。図書館関係企業の社長、公立図書館や私立図書館の館長、書店の店主など、多彩な講師をお迎えしています。

課程年報

司書課程・司書教諭課程年報「フォリオ」を毎年、卒業式に間に合うように配付しています。学生のために、講演会の記録、教員の報告、学生や卒業生の感想、課程の活動記録を掲載しています。

履修状況

例年、50名~100名が新規に登録し、その7割ほどの学生が資格を取得しています。日本文学文化学科が3分の2を占め、心理学科、国際学科、家政福祉学科がこれに続きます。

進路

2021年度は、正規の司書として、2名が合格しました。また、例年、非正規職員として、数名が公共図書館や学校図書館に就職しています。

開設科目
科目名 単位数 配当学年 備考
生涯学習概論 2 2~4 必修
図書館概論 2 1~4 必修
図書館制度・経営論 2 2~4 必修
図書館情報技術論 2 2~4 必修
図書館サービス概論 2 1~4 必修
情報サービス論 2 2~4 必修
児童サービス論 2 2~4 必修
情報サービス演習A 1 3~4 必修
情報サービス演習B 1 3~4 必修
図書館情報資源概論 2 1~4 必修
情報資源組織論 2 2~4 必修
情報資源組織演習A 1 3~4 必修
情報資源組織演習B 1 3~4 必修
学校経営と学校図書館 2 2~4 選択、司書教諭科目
読書と豊かな人間性 2 2~4 選択、司書教諭科目
図書館情報資源特論 2 2~4 選択
図書館総合演習 2 3~4 選択
図書館実習 1 3 選択
司書教諭課程
司書教諭とは

司書教諭は、学校図書館法の定めるところにより、学校図書館の専門的な職務を掌る教員を指します。小学校・中学校・高等学校・特別支援学校において、教諭の校務分掌の一つとして、司書教諭に発令されます。

司書教諭資格とは

本学では、文部科学省令で定める学校図書館司書教諭講習の科目に相当する科目として、文部科学大臣が認めた10単位を修得し、かつ、教育職員免許法に定める教諭の免許状(本学では中学校・高等学校)を有している場合に、卒業の翌年度に文部科学省から修了証書が交付されます。なお、学校司書とは異なりますので注意してください。

司書教諭課程の学び

本課程では、2~3年次に履修することを標準としています。専門科目や教職科目と時間割で重なる場合があること、本課程の科目が卒業に必要な単位数に算入されないことなどから、2年次からの計画的な履修が必要となります。科目担当者には、実務経験をもつ教員を配置し、学校図書館の現場に即した授業を展開するとともに、教員による情報交換会を開催し、ワンチームとして教育にあたっています。

課外活動

教室での授業のほかに、司書課程と合同で、さまざまな課外活動を実施しています。

図書館見学会

夏に、希望者に対して、図書館見学ツアーを行っています。例年、国立国会図書館、国際子ども図書館、市川市中央図書館などを参観するほか、これまでに図書館流通センター、ポプラ社といった出版や出版流通の企業にも訪問しています。

図書館講演会

秋に、自由参加で、図書館講演会を開催しています。読み聞かせの指導者、学校図書館の司書教諭など、多彩な講師をお迎えしています。

課程年報

司書課程・司書教諭課程年報「フォリオ」を毎年、卒業式に間に合うように配付しています。学生のために、講演会の記録、教員の報告、学生や卒業生の感想、課程の活動記録を掲載しています。

履修状況

例年、10名程度が新規に登録し、ほぼ全員が資格を取得しています。日本文学文化学科と家政福祉学科の学生がほとんどです。

進路

教育委員会または学校法人に教諭として採用され、おおむね数年経ってから司書教諭に発令されるので、進路実績は不明です。

開設科目
科目名 単位数 配当学年 備考
学校経営と学校図書館 2 2~4 必修
学校図書館メディアの構成 2 2~4 必修
学習指導と学校図書館 2 2~4 必修
読書と豊かな人間性 2 2~4 必修
情報メディアの活用 2 2~4 必修

博物館学芸員課程

博物館学芸員の学び
博物館学芸員とは

博物館法に規定されている博物館(美術館、資料館、郷土館、民芸館、記念館、科学館、動物園、水族館、植物園等)において専門的職務に従事する職員のことです。

博物館学芸員資格を取得するには

本学では、文部科学省令の定める博物館に関する科目のうち、22単位以上(必修19単位、選択4単位)を取得した者に、卒業時に「学芸員資格証明書」を交付します。取得後は、博物館法に規定されている博物館のほか、企業博物館、私設博物館・美術館などの専門職員として就業する場合や、博物館運営・展示事業に関わる法人・会社などでも本資格を必要とする職種があります。

博物館学芸員課程での学び

本課程は学内での学修・見学・実習を通して資格取得を目指すとともに今日の博物館の現状や課題を理解し、現代社会に求められる学芸員像を意識しながら学びを深めます。必修科目の「博物館概論」「博物館経営論」「博物館展示論」など各論を担当する教員は博物館学芸員や博物館運営の経験があり、現場で求められるスキルや考え方など経験を活かした指導を行っています。

主な博物館実習内容

学内での「博物館実習Ⅰ・Ⅱ」の授業では、考古・歴史・民俗の博物館学芸員経験がある教員が担当します。考古資料の取り扱い、石膏入れ、拓本、梱包、写真の撮り方、浮世絵や古文書の調書の取り方、古文書・和本・掛け軸・巻子・民俗資料・服飾資料などの取り扱いなど、現場で必要とされる技術や調査・保存・活用方法を指導します。また、和洋女子大学文化資料館(博物館相当施設)と連携して実物資料に慣れることを心がけ、館の展示や運営に関わりながら実践的に博物館学芸員の役割・業務を学びます。

主な館園実習先(2021年度までの実績)

和洋女子大学文化資料館、千葉県立中央博物館、千葉県立現代産業科学館、市川文学ミュージアム、千葉県立美術館、千葉市立加曽利貝塚博物館、千葉市立美術館、佐倉市立美術館、郵政博物館、袖ヶ浦市郷土博物館、葛飾区立郷土と天文の博物館、江戸深川資料館など

課程年報

毎年『国府台 和洋女子大学文化資料館・博物館学課程報告』を刊行しています。学生の実習記録やレポートのほか、本課程および文化資料館の取り組み、教職員の調査・研究論文などを掲載しています。

開設科目
科目名 単位数 配当学年 備考
博物館概論 2 2 必修
博物館経営論 2 2 必修
博物館情報・メディア論 2 2 必修
生涯学習概論 2 2 必修
博物館資料論 2 3 必修
博物館展示論 2 3 必修
博物館教育論 2 3 必修
博物館資料保存論 2 4 必修
博物館実習Ⅰ 1 4 必修
博物館実習Ⅱ(館務実習)    2 4 必修
生活文化史A 2 1 選択、家政学部の学生のみ
生活文化史B 2 1 選択、家政学部の学生のみ
美術史Ⅰ 2 1 選択、日本文学文化学科専門教育科目
美術史Ⅱ 2 1 選択、日本文学文化学科専門教育科目
古代学Ⅰ 2 1 選択、日本文学文化学科専門教育科目
古代学Ⅱ 2 1 選択、日本文学文化学科専門教育科目
民俗学Ⅰ 2 3 選択、日本文学文化学科専門教育科目
民俗学Ⅱ 2 3 選択、日本文学文化学科専門教育科目
生命科学と人間 2 2 選択、家政福祉学科の学生のみ

※「博物館概論」、「博物館経営論」、「博物館情報・メディア論」、「博物館資料論」、「博物館展示論」、「博物館教育論」の単位取得者に限り、4年次の「博物館実習Ⅰ・Ⅱ」の受講が認められることを原則とする

教員一覧

全学教育センターの教員のご紹介。