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和洋女子大学 高大連携プログラム「Wayo Super Science Girl」を開催しました
8月29日・31日の2日間にわたり、和洋国府台女子高等学校と和洋女子大学の高大連携プログラム「Wayo Super Science Girl」を開催しました。毛髪からのDNA抽出と遺伝子解析実験に、和洋国府台女子高等学校の3年生が参加しました。このプログラムは、高校生に大学レベルの教育や研究に触れてもらうことで、高校生の学習意欲や能力を高めるとともに、大学と高校の教育・研究の一層の連携と充実をめざして行っているものです。
このプログラムに参加したのは、和洋国府台女子高等学校の和洋コースと進学コースで理系学部をめざしている生徒たち。指導教員は和洋女子大学大学院 総合生活研究科の鬘谷要教授です。
【写真】鬘谷教授による授業の様子
この授業では、遺伝子増幅反応(PCR:Polymerese Chain Reaction)を用いて、アセトアルデヒド脱水素酵素Ⅱの発現形質、つまり、お酒の分解能力の有無を遺伝子レベルで分析しました。お酒(アルコール)を飲むと体内で代謝され、まずアセトアルデヒドという有害物質が生じます。このアセトアルデヒドを分解する酵素(アセトアルデヒド脱水素酵素Ⅱ)を作る能力は遺伝によって決まります。つまり、遺伝子を解析することでお酒に強いか弱いかが分かります。
【写真】アガロースの板を傷つけないように自分の手をおさえながら、慎重に試料を注入する生徒たち