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大学コンソーシアム市川に参画する5大学の共同開発による「市川学A」の授業を和洋女子大学で行いました
古くから人々が暮らし、市域の文化を発展させてきた市川市。この授業は、市川市の歴史や文化への理解を深め、「地域つながり力」を持つことを目的とした集中講義です。大学コンソーシアム市川に参画する5大学(※)が連携し、共同開発した授業「市川学A」は、他大学の先生方の授業や、市川市内を中心に現地踏査など、特色ある授業が展開されています。2023年度の履修者35名のうち、和洋女子大学の学生は3名。3日間にわたって行われた授業の様子を紹介します。
※大学コンソーシアム市川とは、千葉県市川市に所在する5つの高等教育機関(千葉商科大学、東京医科歯科大学教養部、昭和学院短期大学、東京経営短期大学、和洋女子大学)が、教育資源や機能等の活用を図りながら幅広い分野で相互に連携協力し、教育研究の質的向上を図り、地域社会の発展に資することを目的として、2018年11月に設立された組織。この大学コンソーシアム市川の取組みの一環として、共同開発した「市川学」の授業が開講されています。
1日目
まずは、「市川学A」の目的について、千葉商科大学 朽木量教授から説明があり、市川の歴史についての講義へとうつりました。続いて、市川と日本文学の関わりについて、大塚千紗子准教授による講義では、昔から伝承されている「真間手児奈」や『古事記』、『日本書紀』などの古典を題材に、市川市の文化と歴史を学びました。その後、田山花袋や永井荷風と市川市について小堀洋平准教授からの講義があり、1日目が終了しました。
2日目
フィールドワークでは、市立市川考古・市川歴史博物館、東京医科歯科大学構内 法皇塚古墳、堀之内貝塚、千葉商科大学 1号館展示場、市川市文学ミュージアム、市川市行徳ふれあい伝承館、和洋女子大学 文化資料館といった、市川市内の文化施設を現地踏査。学生たちは、それぞれの考察をレポートにまとめました。
3日目
佐藤淳一教授が日本文学文化学科のSEREAL(※)「市川文学散歩」プロジェクトを紹介したほか、東京医科歯科大学 木谷真紀子教授による講義「日本文学と市川の『今』」や、和洋女子大学 全学教育センターの加藤紫識准教授による市川の民俗についての講義を行いました。
※和洋女子大学「文学と芸術を通じた地域社会参画型表現教育プログラム(SEREAL)」は、日本文学文化学科の学生有志による活動。文学・芸術を通じて地域社会と深くつながるプロジェクトとして、「市川文学散歩」の企画を実施しています。