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心理学科

名前: shinrigaku 作成日: 2014/02/07 14:14
心理学科のブログ

投稿者: shinrigaku 投稿日: 2022/05/19 15:53
■専門・研究分野
専門分野は臨床心理学、健康心理学、教育心理学です。心身を整えて自分に必要な落ち着きを自分の手で作り出していくセルフコントロールの一つである自律訓練法の効果と活用法について、大学院生の時から約20年間、研究・実践しています。自律訓練法の心理的効果に関する研究から出発し、年齢や立場の変化と共に自律訓練法のより効果的な指導法に注目し、研究しています。また、大学教員となって大学生の指導に携わるようになってからは、大学生に、より身近で有効なセルフコントロールの方法を探求するようになり、自律訓練法に加えて、書くこと、音楽を聴くことの心理的効果についても研究するようになりました。大学生の指導をしていく中で、より効果的なグループ学習とは何か、個人を犠牲にしないグループ学習や、個人の成長や学びにつながるグループ学習はどうしたら可能になるのかに興味を抱くようになり、協同学習の研究にも着手しています。最近は、スクールカウンセラーとして活動してきた経験なども活かして、青年の時間的展望や、社会人基礎力を視野に入れたキャリア教育プログラムの開発や教材の開発にも取り組んでいます。月日を追うごとに研究テーマが増えていますが、日々の授業を受講してくれている学生の成長に役立つ知見を得ることができればと思って取り組んでいます。

■現在の道に進もうと決めたきっかけを教えてください
大学入学後に最初に受けた心理学の授業が面白かったことがきっかけです。大学入学前までは勉強を面白いと感じたことはなかったので、大学にもあまり期待していなかったのですが、心理学の授業で「こんな面白い世界があるのか」と衝撃を受けました。とにかく心理学をもっと勉強したいと思い、授業を熱心に受けるだけでなく、自分で色々調べるなど、どんどんハマっていきました。そして、心理学を専攻すべく、大学卒業後に大学院に進学したのですが、そこで出会った指導教員の先生の影響で研究者を志すことになりました。人を成長させることができる、懐が広い先生で、「この人のような大学教員になりたい」と心から思いました。尊敬できる師と出会えたことは自分にとって幸運でした。その先生のおかげで頑張ることができ、大学院修了後、すぐに大阪国際大学に専任講師として採用され、大学教員になるという夢を叶えることができました。その後、常葉大学を経て、和洋女子大学で大学教員を続けることができています。まだまだ足元にも及びませんが、尊敬する師に少しでも近づくことができるように、日々を大切に取り組んでいきたいと思っています。 

■趣味や、今、ハマっていることがあれば教えてください
映画を見ることですね。子どもの年齢やコロナ禍というタイミングも重なって、ここ数年でハマりました。特に、特撮ヒーローやアクションものを息抜きによく見ています。あとは食べ歩きですね。特にラーメンには目がありません。年齢も年齢ですので、気をつけないといけないのですが、ラーメンと一言で言っても大変、奥が深くてやめられないですね。

■学生たちへメッセージ
心理学は「人がいかなる環境にある時、心がいかに動き、いかに行動するか」を知るための学問です。例えば、大事な場面でなぜアガり過ぎるのか、なぜ人は落ち込むのか、なぜ他人と揉めるのか、なぜ人は騙されるのか、どうすれば心を強くすることができるのか、といったことが分かってきます。具体的な人間生活を対象にする日常生活の科学であるため、「なるほど。あの時のあの行動にはこんな意味があったのか」と自分と結びつけて、自分について振り返りながら楽しく勉強することができます。このようなことを学ぶと、自分や他者の心の動きや行動を、予測して動くことができるようになります(例:相手に興味を持ってもらうためにはどう振る舞えばよいのか)。仕事やプライベートでも、人は一人では生きていくことはできません。自分や他人の心の動きの特徴を知っておくと、自分や他者とうまくつきあっていくことができます。人と接する仕事がしたいけど、あまり人とうまく接することができないと自信が持てないという人にこそ、オススメの学問といえるかもしれません。よく、心理学って難しそう、大変そうという声も聞きます。人の心や行動の「働き」や「違い」に関心や疑問を持つことができればいいのかなと、私は思います。つまりは自分も含めた人の心に興味があればできる学問だと思います。心理学は大学からみんな横一線でスタートするので、高校まで頑張ってきた人はもちろん、大学から頑張りたいという人にもオススメします。心理学科では、0からじっくり心理学の知識やスキルを身につけることができるように、無理のない計画的なカリキュラムやサポート体制が作られています(赴任してきて、和洋女子大学は随分と贅沢な学習環境だなと日々感心しています!)。卒業時には、データに基づいて説得力を持って人に分かりやすく物事を伝える力、人の心をいろいろな角度から見ることができる、決めつけない力が身につきます。さらに、ストレスに対処する力や、人間関係を円滑にしていくための知識やスキルを学ぶことができます。これらのことを身につけて卒業すると、社会に出てから幅広く長く活躍できることでしょう。これまで指導した学生も色々なフィールドや立場で、自分らしく活躍しています。学生の皆さんの日々の成長に寄り添うことができる幸せをこれからも忘れずに、一緒に頑張っていきたいと思っています。

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投稿者: shinrigaku 投稿日: 2022/05/10 11:27
2021年度、和洋女子大学の心理学科に双子姉妹が入学しました。和洋女子大学には、姉妹で和洋に進学している学生が少なくありません。なぜ、和洋女子大学を進学先に選んだのか、心理学科でなにを学びたいと思っているか、お互いのことや将来の夢などを二人にインタビューしました。


【写真】土屋ほのかさん(姉)& 土屋そよかさん(妹)

姉:土屋ほのかさん

■和洋女子大学の心理学科を選んだ理由
私は人と関わることが、とても苦手でした。「人」という存在をよく知らないということと、今まで逃げてばかりで積極的に人と関わるということをしてこなかったことが原因かなと自分では分析しています。人と関わるには、まず「人について知る」必要があるのではないかと考え、和洋女子大学の心理学科へ進み、人について、心について、学ぶことに決めました。

■1年次で印象に残っている授業を教えてください
どの授業も面白いのですが、複雑なものも多いので、私の脳が授業に追いついていないことも結構ありました。理解ができていない状態で、それを説明することが出来るはずもなく、人の心を言葉や文で説明するという課題が出る度にいつも苦戦していました。

■オンライン授業の良いところや大変だなと思うところがあれば教えてください
「通学費が浮く」という点は意外といいなと思ったのですが(笑)、学校に通わないことで、自分が大学生だという実感がなかなか湧きませんでした。あと、リアルに人と関わらないため、友達をつくるのがとても難しい上に、いざ対面で授業となるととてつもなく緊張していたような気がします(私だけかな……)。

■双子の妹「そよかさん」の好きなところや、リスペクトしているところなどあれば教えてください
口では結構酷いことやキツイことを言ってくるのですが、結局なにかにつけて助けてくれる優しい妹です。それに私もついつい甘えてしまうので、姉としてもっとしっかりしないと! と感じる日々です。あと一緒にいてとても癒さる存在です。

■将来の夢を教えてください
将来の夢は、まだ特に決まっていません。好きな事をしようと思ったりもしますが、好きなことは趣味に留めておいた方がいいのかもしれないとか、あれこれ考えてしまって結局、決められずにいます。心理学科で学びながらゆっくり見つけていこうと思っています。

妹:土屋そよかさん

■和洋女子大学の心理学科を選んだ理由
私は人と接することが苦手なので、人について学び、どのように接すればよいのかを知りたいと思ったからです。自分の将来の夢がまだ決まっていなかったので、心理学科で学んでいく間に自分を見つめ直したい、また、そのきっかけをつくりたいと考えたからです。

■1年次で印象に残っている授業を教えてください
社会・集団・家族心理学(社会・集団)」です。この授業では、現在の社会で起きている様々な心理現象について学びます。また、なぜ、そのような傾向があるのかも学びます。初めは専門知識が多くでてきて難しそうだなと感じましたが、学んでみると私たちの身近にある事柄や実際に自分が体験したことがあるような内容だったので、理解しやすく、理解が深まる授業でした。

■オンライン授業の良いところや大変だなと思うところがあれば教えてください
オンライン授業は初めの頃はとても大変でした。Zoomでの授業ではiPadの扱い方に慣れていないだけでなく、授業の内容や進行速度などを予想ができなかったこともあり、授業に着いていくだけで精一杯でした。でも、慣れてくると、とても快適に授業を受けることができました。

■双子の姉「土屋ほのかさん」の好きなところや、リスペクトしているところなどあれば教えてください
双子の姉「土屋ほのか」のリスペクトしているところは、強靭な精神を持っているところです。私は、脆く傷つきやすい性格なので、強靭な精神を持っている姉が羨ましいなと思うところでもあり、リスペクトしているところでもあります。

■将来の夢
将来の夢は心理学科を選んだ理由でも述べたように、まだ決まっていません。漠然と、安定した仕事に就けたら良いなと思っていますが……。けれど、大学で学んだことがしっかり活かせるような職に就きたいと考えています。

****
インタビューはまだ二人が1年次の時に行ったものです。今年から2年生になった土屋姉妹。今年度から対面授業の機会も増えてきたので、昨年とは一味違う、和洋女子大学の学生生活を楽しんでください。

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投稿者: shinrigaku 投稿日: 2022/04/04 14:02
4月4日、和洋女子大学構内の和洋学園講堂にて、令和4年度 和洋女子大学・和洋女子大学大学院 入学式を挙行しました。式典終了後、各学科の教室に分かれ、オリエンテーションを行いました。
 


 
【写真】学科別オリエンテーションの様子

心理学科のオリエンテーションでは、教員からのメッセージが新入生に送られました。

新入生の皆さん、並びに保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。


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投稿者: shinrigaku 投稿日: 2022/03/25 17:03
人文学部では、グローバル化、高齢化、人工知能の技術革新など、変化が激しい社会において多様性を尊重できる寛容さを身につけた自立した女性を育てます。人文学部には、日本文学文化学科・心理学科・こども発達学科の3つの学科があります。各学科の学びや進路について、シリーズでHPに紹介しています。皆さんが大学で学びたいことや将来の進路を考えるための、参考にしてください。

シリーズ表現教育

「人間の表現力や表現活動を育てる教育」として「表現教育」の充実に取り組んでいます。表現教育は、「自分の考えを言葉や作品で表現して伝えること」、「自分や他者の気持ちを理解して表現すること」、「子どもの自由な表現を大切にすること」 にむすびつきます。そして、表現をつうじて多様な人々とつながり、社会における共存や協働 にも貢献するといえます。このような学びをとおして、他者と関わりながら自分を表現する力を身に着けることができます。

日本文学文化学科

 
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心理学科 

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子ども発達学科

 
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シリーズ「免許・資格」と進路

各学科の特色ある「免許・資格」の取得をとおして、相手の育ちに寄り添いながら、その自立を支援するための心と技術を身につけることができます。学生一人ひとりの育ちに寄り添い、「免許・資格」の取得と各学科の専門的な学び、そして卒業後の進路とのつながりを充実させています。



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投稿者: shinrigaku 投稿日: 2022/03/15 9:20
臨床心理実習Ⅰ(心理実習)」の学外実習体験 最終発表会を行いました。この授業では学外施設の見学実習前に「実習施設の詳細や実習で学びたいことなど」について調べて、見学実習へ参加します。実習後には現場で体験したことを自分の言葉で報告書にまとめて各実習施設に提出します。

 

 
【写真】発表の様子 

最終発表会では、20名の学生が発表会に登壇し、実習を行った施設について各々の報告を行いました。新型コロナウイルス感染症で心身に影響を受けている方がたくさんいることを現場で体感した学生が多く、実際に現場で働いている方々から学びを深めている様子が伺えました。

 
【写真】発表を聞いた感想を述べる学生たち

発表を聞いた学生一人ひとりに感想を聞く場面があり、「自分が行っていない施設に行ってみたくなった」「同じ施設でも、人によってとらえ方が違い、気づきを得た」「発表のやり方に工夫が多く、今後の面接や発表の場に活かしたい」などの意見があり、有意義な発表の場になったようです。

     
【写真】先生方による総括の様子

先生方による総括では、実習によって学びを深めた学生に労いとアドバイスの言葉を送っていました。見学実習先の施設のご厚意と学生たちの頑張りにより、無事、最終報告会を迎えることができました。

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只今、春の体験プログラムの申し込みを受付中!
心理学科では、3月28日(月)に「日常に活かせる心理学的支援の基礎を学ぶ」と題して、カウンセラーが話し手の話を聴くときの態度や、話し手が話しやすくなるような聴き方についての体験学習を行います。カウンセラーの仕事や人の心のことに興味があるという高校生の皆さんはぜひ参加してみてください。
詳細はこちらから
投稿者: shinrigaku 投稿日: 2022/03/04 13:30
心理学科では、大学院に進学を希望する学生に対して、教職員や卒業生がサポートをしています。3年生の履修科目「心理学問題演習Ⅰ」、「心理学文献購読」、4年生の履修科目「心理学問題演習Ⅱ」では、大学院を受験する際に必要な心理学の専門知識や心理学英語の読解力を身に付けられるよう、丁寧な指導を行っています。また、大学に大学院へ進学した卒業生を招き、大学院の受験勉強の仕方についての説明や学生からの様々な相談にのってもらったりもしています。



2018年度入学生(現4年生)では、4名の学生が以下の大学院に合格し、公認心理師をめざして学びを続けます。心理学科では今後も大学院進学希望者へのサポートを充実させていきます。

<進学先の大学院>(2022年2月末現在)
目白大学大学院 心理学研究科
川村学園女子大学大学院、心理学専攻、臨床心理学領域(2名)
聖徳大学大学院 臨床心理学研究科 臨床心理学専攻

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投稿者: shinrigaku 投稿日: 2022/02/03 15:54
1月18日、25日の2日間にわたり、心理学科の4年生78名が卒業論文の内容を発表する、「卒業論文最終発表会」が行われました。

 

 
【写真】発表の様子

1日目は全員が集まり、発表会を行うことができましたが、2日目は新型コロナウイルス感染症が急増している社会状況から、発表者のみ教室で発表を行い、1日目に発表を終えた学生はZoomで参加する、ハイフレックス形式となりました。発表時間は1人2分間。各自、研究内容の「問題と目的」、「方法」、「結果と考察」、「文献」を記載したレジュメを作成し、それをもとに発表を行いました。卒業研究では、この最終発表会が「構想発表会」、「中間発表会」に続く、最後のプレゼンテーションになります。多くの研究内容を2分間にまとめるために図表を活用するなどの工夫や、聞く人を意識して、話すペースや声の大きさにも気を配り、伝わりやすく発表するための努力が見られました。先生方からはその成果を高く評価する声が上がりました。
学生からは、「中間発表会からの成長を感じられた」、「最終発表会までがんばれて達成感を感じた」、「他の人の発表が興味深く聞くのが楽しかった」などの感想が寄せられました。
2021年度の卒業論文は昨年12月に提出されました。

卒業論文タイトルはこちらから

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投稿者: shinrigaku 投稿日: 2021/10/13 11:14


■専門・研究分野
専門分野は臨床心理学、健康心理学で、「認知行動療法」という心理療法のアプローチに基づいて、依存症を抱える方の行動変容や健康な方のストレスマネジメントのための研究に取り組んでいます。これまでの最も中心的な研究テーマは「ギャンブル障害(いわゆるギャンブル依存症)」で、ギャンブルが続いてしまうメカニズムの個人差に着目して、その差異に応じた効果的な支援方法の構築を目指した検討をしてきました。また、公認心理師、臨床心理士としての活動も続けており、医療機関において患者さんに対する認知行動療法を用いた心理的支援に携わっています。

■心理学を学んでいてよかった、と思えたエピソードはありますか?
私は普段からメガネをかけているのですが、メガネをかけることによって見えにくかったものがよく見えるなど、世界の見え方が変わります。比喩的な表現になりますが、心理学(認知行動療法)的な思考法は私にとって「メガネ」のようなものであり、世界の見え方を大きく変えてくれたものだと思っています。
心理学を学ぶ以前は、「気持ちが変わらないと行動は変えられない」と思っていました。たとえば、友達とのトラブルなどの嫌なことが起こったときには、嫌な気持ちが収まらないと自分の好きなことをしても楽しむことができない、と考えていたのです。しかし、認知行動療法の発想は真逆で、「行動を変えれば気持ちも変わる」と理解します。先ほどの例でいえば、友達とのトラブルなどで嫌な気持ちが生じたときには、むしろ他の楽しいことをすることによって、結果的に嫌な気持ちは減らすことができるかもしれない、と考えるのです。こうした認知行動療法の発想は、心理学の初学者だった頃の私にとっては目から鱗で、それ以来、徐々にですが、日々に活かすように心掛けてきました。最近では、落ち込むようなことがあったときには、いつもよりもちょっと高い美味しいものを食べたり、欲しかったものを買いに行ったりして、気分を変えて次にまた頑張るための活力を養うようにしています。

■和洋女子大学で働き始めて早3年。助手から助教になり、心境や意識など変化はありましたか?
昨年度までは、助手として学生たちを裏で支えるような役割でしたが、助教に昇任した今年度からは、授業などで表立って学生たちとかかわることが多くなり、責任の大きさを痛感しています。まだ新米教員ですので、講義や実習、ゼミなど、幅広い科目を担当する中で、その時々の役割を果たせるように試行錯誤しています。たとえば、国家資格である公認心理師に対応した専門性の高い科目では、自分自身の公認心理師としての経験を活用しながら、具体的な実践のイメージを持ってもらえるように工夫しようと試みています。
一方で、心理学科以外の学科の学生も多く受講する共通総合科目では、心の健康を保つ上でも役立つ心理学の理論や技法を楽しく学んでもらい、より良い大学生活を送るためのサポートになればと取り組んでいます。

■趣味や、今、ハマっていることがあれば教えてください
音楽が好きで、高校時代にオーケストラ部に所属していた経験から、クラシック音楽をよく聴きます。最近、高校生の時に使っていた音楽プレーヤーが発掘され、10年以上も前のものですが、まだしっかり再生することができました。早速、その音楽プレーヤーを研究室に持ち込み、集中して作業したいときに、高校時代によく聴いていたお気に入りの曲を聴いています。中でも、モーリス・ラヴェルというフランスの作曲家の音楽が大好きで、シャルル・デュトワ指揮による「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「スペイン狂詩曲」、「左手のためのピアノ協奏曲」……といった曲は、心理学が学べる志望校をめざしていた大学受験の時期によく聴いていたのでした。その色彩的で洗練された音の中に、高校時代の想い出も微かに呼び起こされつつ、学内外でいただいている仕事に励む活力をもらっています。

■学生たちへのメッセージ
心理学科での学びには、実生活に活かしていける要素が散りばめられていると思います。そうした、1つひとつを「パーツ」として集めて、4年間かけて自分なりの「メガネ」をつくっていってほしいと願っています。そのためには、毎回の授業で学んだことについて、自分の日常生活とどのような接点があるのか、あるいは実際にどのように活用していくことができるのかなどを考える癖をつけてもらえるといいのではないかと思います。そして、分からないことや困ったことがあったときには、ぜひ積極的に教員に質問や相談をしてみてください。そうしてできた「メガネ」を通せば、きっと世界の見え方が変わり、人生が豊かになるはずです。私も和洋女子大学の一教員として、みなさんの「メガネづくり」をサポートしたいと思っています。

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田中助教の助手時代のインタビュー記事はこちらから
投稿者: shinrigaku 投稿日: 2021/10/08 10:28
心理学科でめざせる主な資格は、ピアヘルパー認定心理士公認心理師です。学年の進行に沿って、説明します。

1年次の「基礎ゼミ」で、資格について学ぶ

1年次の前期に開講する「基礎ゼミ」の中で、「将来について考える」ということをテーマとして、「資格について理解を深める」授業を行っています。和洋女子大学の心理学科に在籍している間に、どのような資格を取得することができるのか、その資格を取得するためには、どの科目を履修することが必要であるのか。試験などがあるのかを調べたり、資格を取得すると自分の将来にどのように活かすことができるのかといったことなどを考えます。また資格を取得している教員からの具体的な説明を聞くことで、将来について考え、資格についての理解を深めてもらいます。

2年生の「ピアヘルピング概論」で、ピアヘルパーをめざす

ピアヘルパーとは、“仲間を助ける人”という意味であり、悩みや問題を抱えた人の相談相手になることです。ピアヘルパーは日本教育カウンセラー協会の認定資格です。ピアヘルパーをめざすことにより、カウンセリングや関連する心理学の理論方法について学び、教育・福祉・保育などの実際の場面で人とかかわるために必要な基本的な力を身につけることができます。ピアヘルパーの資格を取得するためには、「ピアヘルピング概論」などの所定の科目単位を修得し、筆記試験に合格することが必要です。和洋女子大学では、2年次より資格取得をめざすことが可能で、毎年、多くの学生が在学中にピアヘルパーの資格を取得しています。

3年次の「臨床心理演習」「臨床心理実習」で、公認心理師になるための基礎を学ぶ

公認心理師とは、心理職の国家資格です。心理的に支援が必要な方に対して、心理学の専門的知識や技術をもって、心理的な援助を行います。公認心理師の資格を取得するためには、在学中に所定の単位を取得して卒業し、大学院で必要な科目を修得する、もしくは定められた施設で2年以上の実務経験を得た後に、国家試験に合格する必要があります。心理学科では、公認心理師法で定められた1つの科目に対して、より丁寧に、より細かく学ぶことができるように分割して開講している科目があります。臨床心理実習室などの教室設備も充実しており、カウンセリングや心理療法などの心理学的支援を体験的に学ぶことができます。
臨床心理演習」は学内で行う実習科目です。傾聴、認知行動療法、グループアプローチ、家族療法などのカウンセリング・心理療法や、知能検査・バウムテスト・ロールシャッハテストなどの心理検査を体験し、心理学的支援の実際について学べる科目です。

 
【写真左右】臨床心理実習室での家族療法の実習場面です。観察室から観察します

臨床心理実習」は、学外の施設で行う実習科目です。現場で働く心理師から心理職の仕事内容について直接お話を聞き、理解を深める科目です。それぞれの施設で学んだことを最終発表会で発表します。以下は学生たちによる最終発表会の様子です。

保健医療分野

 

司法犯罪分野

 

福祉分野

 

教育分野

 

※「臨床心理演習」と「臨床心理実習」には履修できる人数に上限があります

4年間で「認定心理士」を取得できます

認定心理士は、日本心理学会の認定資格であり、心理学の専門家として仕事をするために必要な、最小限の標準的基礎学力と技能を修得していることを日本心理学会が認定するものです。心理学科で所定科目と必要な単位を取得し、日本心理学会の書類審査を受けた後、資格が得られます。認定心理士の資格取得には、幅広い領域の心理学科目の単位取得が必要であるため、大学4年間をかけて計画的に必要な単位を修得することが大切です。心理学科では、認定心理士資格に関するガイダンスや資格申請説明会を行っており、資格取得に向けたサポートを受けることができます。

卒業生は幅広い分野で活躍しています

卒業生は一般企業の総合職や事務職の仕事に就く人が多いです。毎年、銀行や生命保険会社を含む金融系の企業に多くの学生が就職しています。心理学科の学生は統計などの知識やスキルがあり、また相手の心の機微を感じ取りながらコミュニケーションを取る能力が高いことから、企業から高く評価されています。人と直接、接する仕事に就く人、一部上場企業の事務職になる人もいます。一方、児童指導員の資格(心理学科を卒業することで得られる)を活かして子どもの支援に携わる人や、児童相談所・警察などの公務員の心理職をめざし、採用され、専門職として活躍している人もいます。
さらに心理学科では公認心理師の養成が始まったため、資格取得をめざし、大学院への進学を希望する人も増えています。心理学を学んだことを活かして、幅広い職種で活躍しているといえます。

心理学科の卒業生の活躍はこちらから

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心理学科のチバテレ制作による学科紹介動画はこちらから
投稿者: shinrigaku 投稿日: 2021/08/06 15:58
■専門・研究分野
専門は臨床心理学です。カウンセリングでは主に精神分析的心理療法を用いています。小・中・高等学校のスクールカウンセラーや大学の学生相談室のカウンセラーとして活動してきました。
塗り絵を心理療法のツールとして用いる方法について、「マンダラ塗り絵」という図案を用いて研究しています。マンダラ塗り絵は、円や多角形の図形が、3や4、5などのリズムを持って配置されている図案です。絵を描くのが苦手という人でも取り組みやすく、子どもから大人まで楽しむことができます。同じ図案でも人によって、また同じ人でも、その時々によって出来上がりが様々で、塗り終えた時のカタルシス効果もあり、心のセルフケアに有効なツールだと思っています。

■現在の道に進もうと決めたきっかけを教えてください
「心と体」について興味がありました。私は日頃、「嫌だな」「やりたくないな」と思うことでも、自分への挑戦だと思って頑張って取り組むようにしています。頑張って取り組んでみると、大抵、何とかなることが多いのですが、私の場合、極稀にですが頑張った後に蕁麻疹が出ることがあります。この蕁麻疹は、長期間、すごく頑張っていても出ないこともあれば、「嫌だな」と感じた瞬間にボッと出ることもあります。他にも、ストレスフルな状態が続くと「お腹が痛くなるのはなぜだろう」とか、つらい体験をした後「いつまでもその出来事にとらわれてしまうのはなぜだろう」などと、自分の「心と体」に対する好奇心が心理学を志す始まりだったように思います。

■趣味や、今、ハマっていることがあれば教えてください
マーブリングフルイドアートにハマっています。元々、絵を描くのは苦手で、基本的には、マニュアルや設計図があって、手順が分かっていて、どうなるのか結果の予測ができることの方が好きなのですが、マーブリングやフルイドアートは、コントロールすることが難しく、思ったように描くことはなかなかできません。偶然にできた模様を楽しんだり、作品から何かを受け取ったりたりすることに面白味を感じているのかもしれません。

■学生たちへメッセージ
私は、大学生活を2度経験しています。現役の大学生の時は日本史を勉強していました。第一志望の学科に行けなかったこともあり、学ぶことにあまり意欲的ではなく、とにかく単位を落とさないように勉強していただけでした。サークル活動や学園祭、一晩中遊んだり、バイトをしたりと、いろいろなことを経験し、学生生活を楽しみました。卒業後は、大学で学んだことを活かした職に就きましたが、自分で研究を続けるほどの魅力は感じてはいませんでした。
2度目の大学生活は、40代になってから。臨床心理学が学べる大学に入学しました。「知りたい」「学びたい」と思うことに直結している授業はとても興味深いものでしたし、何より学べることに喜びを感じていました。卒業後は、大学院に進学し、臨床心理士・公認心理師の資格を取得し、その資格を活かして心理的援助職に就き、研究も続けています。
2度の大学生活を経験して思うのは、大学生活は「自分は何者なのか」という問いに向き合い、「大切にしたい何か」を見つけるためにあるということです。私は1度目の大学生活でこれまで、そしてこれからも大切にしていきたいと思うものに出会うことができましたが、結婚・子育てなど、様々なライフイベントを経験した後、それだけでは不十分であることに気が付きました。私が「自分という存在」を再構築できたのは、2度目の大学での数年間があったからだと思っています。
もちろん、ほとんどの人は大学生活を経験するのは1度だけでしょうし、その時に出会えた「大切にしたい何か」が一生ものであるに越したことはありません。皆さんには、和洋女子大学で、それを見つける旅を大いに楽しんでもらいたいと思います。

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