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服飾造形
『きもの講師3級』資格取得者に証書が授与されました
服飾造形学科3年生の授業「きもの着装演習」(3年次・選択科目)を履修する学生たちは、きもの講師3級の資格取得をめざしています。今年度も多くの学生が履修し、昨年に引き続き、感染拡大防止のための対策を十分に行いながら、資格取得に向けて学んできました。担当教員は伊藤瑞香准教授です。
【写真】浴衣の他装の様子
【写真】広々とした実習室で着付けを学びます
この授業では、長沼静きもの学院のカリキュラムに則って着物の着装を学びます。着物を着る上で大切になる体型の補正、下着、長襦袢から実技をはじめ、浴衣、長着の着装を行います。また、着装の実技以外に、小物や帯の種類、着物の色・柄の組み合わせについて、着物を着るシーンでのTPOについても学びます。浴衣の着装では自装だけでなく他装も行い、女物だけでなく男物についても学びます。
学生たちは1年次の必修科目で全員、浴衣を制作しているので、着物の構造は理解しています。そのため、始めは苦戦していても回数を重ねるごとに綺麗に着装できるようになっていきました。
実技やTPOを学んだ上で授業最終日に試験を行い、今年度は37人もの学生が『きもの講師3級』を取得しました。認定証授与式は12月の3日間を6グループに分け少人数で行いました。学生は授与式前に着物へ着替え、担当教員の伊藤准教授から資格認定証を受取りました。授業終了から時間が空いたことで時間がかかってしまう学生もいましたが、最終的には綺麗に着装していました。
【写真】伊藤准教授より証書を一人ひとりに授与されました
【写真】学生たちから笑顔がこぼれます
授与式では伊藤准教授から学生へ「自国の伝統文化である着物を学び、他国の衣文化を理解し、文化交流ができるようになれるといいですね」との話もありました。