トピックス
「ファッションビジネスの世界」の授業で、デザイナーの前川千加氏にご登壇いただきました
「ファッションビジネスの世界(履修時期:1年次 、必修科目)」では、毎回、服飾・ファッション業界の第一線で活躍している方々を講師に招き、オムニバス形式による授業を行っています。担当は伊藤瑞香准教授と森本美紀准教授です。
11月4日は、デザイナーの前川千加氏を和洋女子大学にお招きし、対面形式での授業を行いました。
前川氏は現在、主に、アパレルブランドのディレクションやデザイナーの仕事をされています。今回の講義では、「ヒロインは悪役令嬢~楽しいディレクションの作り方~」と題して、現在、手掛けているブランド「LOULOU WILLOUGHBY(ルル・ウィルビー)」でディレクションした経験を中心に、講義をしていただきました。10月に開催されたLOULOU WILLOUGHBYのポップアップストアでは、「モノだけでなくコトの提案」というテーマを掲げ、骨格診断の専門家を招き、来店されたお客様それぞれの骨格に見合ったコーディネートを提案。前川氏は付加価値の高い商品(サービス)を提供することで、より高い顧客満足度が得られ、会場は大盛況であったことをお話してくださいました。また、ブランドのコンセプトとして、「ヒロインは悪役令嬢」というユニークなワードを用いたことについては、世の中で流行している全てを取り入れるのではなく、敢えて特定のターゲットに絞り、目的を明確にすることで、一定の層だけを惹きつけるような内容を心掛けたそうです。その他にも、アニメとコラボレーションした際の貴重な体験談も業界の裏話を交えながら、お話し頂き、学生も興味津々で最後まで充実した授業となりました。
ご自身の今後のディレクション活動に活かすため、講義の最後には、今夢中になっていることや流行などについて、積極的に学生たちに質問を投げかけていました。前川氏の仕事への熱意や向上心が伝わり、学生にとって、大きな刺激となりました。