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「和洋女子大学に心から感謝の気持ちでいっぱいです!」日本文学専攻 修士課程の大学院生にインタビュー!
グェンダン ホアイリンさん
和洋女子大学大学院 人文科学研究科
日本文学専攻 修士課程(※取材時)
――研究テーマを教えてください
研究テーマは、「日本語の身体的比喩表現―ベトナム語との対照を通してー」です。日本語の身体を用いた比喩表現、例えば、“心配して悩む”ことを意味する「頭を痛める」という言葉と同様に、ベトナム語でも、「頭」を意味する“đầu”と、「痛める」“đau ”を用いて “đau đầu”(痛める頭)と表現する言葉があります。一方で、文化の違いが言語表現の違いとして現れることもあり、日本語とベトナム語の身体比喩の共通点と相違点などを、ベトナム語を母語として話す人々の日本語教育に活用していきたいと思っています。
――和洋女子大学大学院に進学を決めた理由やきっかけを教えてください
2022年6月に、京都にある佛教大学の教育学研究科の研究員としてベトナムから日本に来ました。以前、ベトナムのホーチミン市外国語情報技術大学で日本語を教えていましたが、日本で実際に勉強してみると、自分自身の日本語力や研究の能力が不足していることがわかり、日本語教員として仕事をするためにも、日本語力をさらに向上させることが重要だと感じました。より多くのことを学ぶため、和洋女子大学大学院の入学試験にチャレンジすることを決意。幸いなことに、合格することができました。現在は、大学院での研究と同時に、TA(Teaching Assistant)として和洋女子大学の他の学部で、先生方の授業の補助業務を担当させていただいています。このTAの活動は、勉強や研究に集中できることに加え、研究の幅や質を高めることができる、貴重な勉強の機会だと思っています。日本の大学で、大学生への授業を体験できると同時に、日本語だけでなく、文化や生活、習慣など様々な知識を得られることが楽しいです。私にたくさんの経験とチャンスをくださる和洋女子大学に、心から感謝の気持ちでいっぱいです!
――担当教員の間淵洋子准教授はどんな先生ですか?
間淵先生は、本当に素晴らしい先生です。優しく熱心に、スムーズに授業をされる方です。また、忙しい時でも、勉強や研究を丁寧にご指導くださり、大変ありがたく思っています。周りの人を楽しませる配慮があり、人として尊敬でき、たくさんの魅力に溢れている先生だと思います。
――今後の目標や夢をお聞かせください
夢は、ベトナムの若者に、日本の文化を取り入れながら日本語指導を行い、彼らを社会的に貢献できる人材に育てていくことです。そのためには、まず、自身の日本語力を高め、ベトナムの大学で日本語教員としてしっかりと指導できるようになる必要があります。将来、ベトナムの若者がチャレンジ精神や思いやりを意味する「仁」の理想を心に育むことができるように、私にできる限りの指導をしていきたいです。そして、彼らに社会に役立つ重要な人材になってほしいと思っています。
――大学院への進学を検討している方へメッセージをお願いします
勉強や研究をすることは、とても苦労するプロセスですが、知識・知見を得る喜びがあります。和洋女子大学大学院では、教授から優しく丁寧に指導していただけて、毎日、たくさん刺激を受けることができます。一歩一歩、前に進み、勉強・研究の道を楽しく歩んでほしいと思います!
<間淵准教授からのコメント>
何ごとにも前向きで意欲的なリンさん。つい先日は、全国規模の学会で研究発表をされました。修士課程の院生が、こういう学会で発表することは多くないのですが、凄まじい熱意と集中力で、発表論文をまとめ、発表用スライドを作り、入念に発表の練習をし、実に堂々と遂行されました。彼女のバイタリティと学びへの意欲には、いつも驚かされると共に、大変良い刺激をもらっています。これからの研究の進展とご活躍が、本当に楽しみです。
大学院入試Ⅱ期の出願は、2024年2 月13日(火)~21日(水)です。
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