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「市川市健康都市推進講座・2025健康フェスタ」を開催しました
10月30日、市川市主催による「健康都市推進講座※・2025健康フェスタ」が全日警ホールにて開催されました。市内在住・在勤の方を対象に、健康づくりをテーマとした講座とフェスタが行われ、延べ200名以上の方々が参加されました。今年度のテーマは「健康に触れる一日にしませんか」。参加者の皆さまにとって、健康についての学びと体験に満ちた有意義な一日となりました。
※「市川市健康都市推進講座」は、市川市主催の、健康について広く学ぶ講座です。講座修了生は、「健康都市推進員」として地域で健康づくりを行うリーダーの役割を期待されています。和洋女子大学では、平成17年度から市川市に協力し、講師の派遣を行っています。
午前の部では、「健康都市推進講座」と題し、健康栄養学科の原光彦教授が「さ・わ・や・か・ダイエット」と題して登壇。子どもから高齢者まで幅広い世代が実践できる健康長寿のための食生活について、具体的な食材を挙げながら分かりやすく紹介しました。古来より伝承されてきた日本食の良さに触れながら、原教授の優しく楽しい語り口調で、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。続いて、同学科の内野礼子助教による「今日からはじめるフレイル予防!」の講演が行われました。フレイル(加齢に伴う心身の衰え)を予防するための生活習慣について、運動・栄養・社会参加の3つの側面から具体的な取り組みが紹介され、参加者は熱心に耳を傾けていました。講演の後半では、参加者全員が起立し、内野助教の指導のもと「フレイル体操」を実践しました。見た目には簡単そうに見える動きでも、実際にやってみると意外と難しく、会場には驚きと笑顔が広がりました。体を動かすことで、健康への意識が一層高まり、参加者同士の交流も生まれる、活気あるひとときとなりました。
【写真】健康栄養学科の原光彦教授
【写真】講義の様子
【写真】健康栄養学科の内野礼子助教
【写真】フレイル体操の様子
午後の部では、「2025健康フェスタ」と題し、健康に関する講演会と測定会が開催されました。市民の皆さまが楽しみながら健康について学び、体験できる充実したプログラムとなりました。開講式では、認定NPO法人健康都市活動支援機構の千葉光行理事長より、本フェスタが20年前にスタートしたとのお話がありました。講演会の第1部では、金子健彦学長による講演「AIと対話する健康管理」が行われました。AI技術を活用した新しい健康管理の可能性について、最新の事例を交えながら紹介され、講演のゴールとして「AIと上手に対話して健康を守る新しい習慣を作る」が提案されました。参加者は未来の健康づくりに対する関心を高めました。続く第2部では、山崎製パン株式会社の下村寛之氏が「パン食の魅力 ~おいしい・楽しい・ヘルシー~」と題して登壇。パン食の栄養面や楽しみ方について、企業の視点から語られ、日々の食生活に役立つ情報が提供されました。講演後には、山崎製パン株式会社より、参加者の皆さまにパンの提供があり、実際にパンの魅力を味わうことができました。
【写真】和洋女子大学の金子健彦学長
【写真】講演の様子
講演会の後には、握力・血管年齢測定、ベジチェックなどを体験できる健康測定会が行われました。参加者は自身の健康状態を知る貴重な機会となり、測定結果をもとに今後の生活習慣を見直すきっかけにもなったようです。健康への意識を高める有意義な時間となりました。
