トピックス
学校法人和洋学園「第7回 創立125周年記念連続講演会」和洋女子大学 岸田宏司学長による講演会を開催しました
10月3日、学校法人和洋学園「第7回 創立125周年記念連続講演会」を、和洋女子大学の西館講義室1-4で開催しました。今回の講演は、和洋女子大学の学長である岸田宏司先生が登壇。「楽しい社会福祉 ~福祉はすべての人を幸せにする~」と題し、社会福祉の重要性と未来について、お話しいただきました。
講演では、社会福祉は「政策、法・制度の整備だけのことではなく、障害のある人もない人も、誰も排除せず、人がその人らしさを失わずに生活できる社会を構築するための装置である」との考えを述べられました。誰しも健康でい続けられるわけではなく、すべての人に共通する「不安を解消するための社会的仕組み」とも説明されました。また、社会福祉のイメージ、法整備の歴史や現在の状況についても言及し、高齢化社会や格差の問題、海外と日本との違いなど、国際的な視点からも、社会福祉の未来について、お話しいただきました。
岸田学長は、実際に、和洋女子大学で取り組んだ知的障害者の就労支援のプロジェクトである「トマトの栽培とトマトソースの加工販売」、その他の事例を数多く挙げながら、支援の経過、経緯をお話しくださり、参加した学生たちは、支援時に起きるトラブルを回避する方法についての理解を深めました。また、「楽しい社会福祉」の考え方を提唱し、福祉を提供する側は、支援される側の求めることができる社会福祉の重要性と、柔軟な思考力を持つことの重要性を話されました。
【写真】質疑応答の様子。学生から、たくさんの質問や感想が寄せられました
講演の最後に、岸田学長は参加者に向けて、個々の力で社会福祉に貢献する方法や、将来の人材、働く環境での必要なことについて話され、参加者は、社会福祉の重要性を再確認し、今後も知識と経験を重ねることにより、「支援する側とされる側、両者の考えを理解すること」、「強い発信力を持つことの重要性」を再認識することができた講演となりました。
和洋学園の創立125周年記念サイトはこちらから