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服飾造形

教員採用試験に合格した服飾造形学科4年生にインタビュー

吉野 那奈美さん
服飾造形学科4年生(※取材時)

■教員をめざすようになったきっかけを教えてください
私が教員をめざすようになったきっかけは、中学時代の家庭科の先生との出会いです。習い事のバレエでの食事管理や、バレエと勉強との両立の悩みを、先生が私と一緒に考えて支援してくださったことから、私も一生懸命、何かに向き合いながら努力をする生徒や、さまざまな思いや悩みをもつ生徒一人ひとりと親身に向き合い、生徒の自己肯定感を高められる教員になりたいと強く思いました。また、「ちば!教職たまごプロジェクト」での活動を通じて、表面上のやりとりだけではなく、子どもたちと本気で向き合い、一緒に考えることで、信頼関係を築くことができることを知り、教員をめざすことに決めました。バレエのための体づくりとして、誤ったダイエット方法による失敗の自分の経験から、体を作る大切な時期である生徒たちに、正しい栄養の知識を身につけることの大切さを伝えたり、自分に合わせたバレエ衣装のデザインを考えてくれた衣装制作の方の影響から、衣服がもたらす役割や魅力を伝えたり、生徒に興味を持ってもらえるような、学習意欲の湧く楽しい家庭科の授業をしたいと思っています。

■教員採用試験に向けて、どのような対策をとられてきましたか? 
教員採用試験は1次試験の筆記試験がとても重要だと思っています。勉強方法はいろいろあると思いますが、私は過去問題を何度も繰り返し解くやり方が一番身につきました。教職教養は自治体の過去問題、専門科目は自治体の過去問題以外に全国の自治体の過去問題集を購入し、繰り返し問題を解きました。間違えた問題には印をつけ、教科書などを見て振り返り、正しい知識を身につけていきました。また、間違えた問題をノートにまとめ、寝る前や通学などの時間に読み込みました。教職教養は、千葉県の場合は千葉県のHPからの出題が多いため、「千葉県教育振興基本計画」や「千葉県・千葉市教員育成指標」を印刷し、勉強机の壁に貼ったり、常に持ち歩いたりして常に見られるようにしておきました。千葉県の「学校教育の充実のためのホームページ」に記載されていることを見ておくと良いと思います。教職教養の勉強は、筆記試験だけでなく、1次試験の集団討論や二次試験の面接の対策にもなります。また、家庭科には実技試験もあります。服飾造形学科は調理実習の授業が3年次にありますが、私はそれだけでは不安だったため、家政福祉学科の先生にお願いをして、「調理学演習」という授業に参加させていただいて勉強しました。自分の所属している学科では開講されていない科目のため、単位の取得にはなりませんが、非常に勉強になり、また教員採用試験で活かすことができたので、受講させてもらってよかったと思っています。

■教員採用試験の勉強と並行して公務員試験の勉強をすることはできますか? (在学生からの質問)
私は公務員試験の受験は考えていませんでした。採用試験に合格し、公立の教員になれば教育公務員になります。自分は教員になりたいのか、公務員になりたいのかをよく考え、どちらか一つに絞って取り組まれた方が良いのではないかと思います。

■3、4年次は実習や必修科目など、受講科目が多いと思いますが、プライベートな時間(アルバイトなど)はどのように過ごしていましたか?
アルバイトは週1日に減らし、大学への通学の時間がもったいないと思ったので、授業もできるだけオンラインで受けられるものを選んで受講し、とにかく自宅にいる時間を増やしました。友達との予定も入れず、毎日、自宅で10時間くらい勉強しました。自宅であまり勉強が捗らないと思った日は、近所のカフェや図書館に行きました。教員採用試験に集中するために、3年次は必修の授業以外はあまりとらないように履修を組み、1~2年のうちにできるだけ多く単位を取得しておくと良いと思います。

■めざす教員像をお聞かせください
子どもたちの想いや悩みを受け止め、目の前の子どもの立場に立って支援できる教員になりたいと思っています。学級の中で、子どもたちがこのクラスにとって自分は必要な存在だと思える学級づくりに努めます。また、家庭科の授業を通して、子どもたちの充実感や自己肯定感が高められるように、わかりやすく楽しい授業をしたいと思っています。そのために、自分自身が家庭科の専門的知識を身につけられるよう、日々努力をしていきます。

■教員をめざす在学生たちにメッセージをお願いします
教員採用試験に臨むことは不安だと思いますが、自分が努力した分だけ知識は身につき、それが自信に繋がります。今、精一杯がんばって準備をすれば絶対に合格できると思います。悔いのないように、今、自分ができることをがんばってください。教員採用試験に向けて努力した時間は今後も必ず役に立ち、自分の成長に繋がります。応援しています!


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