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銀行に内定が決まった、日本文学文化学科4年生に在学生インタビュー

「大学は好きなことを好きなだけ勉強できる最後のチャンス」

常兼 智代子さん
日本文学文化学科4年生(※取材時)
内定企業:千葉県内の銀行

■進路先をめざすことにしたきっかけを教えてください
大学1年生の頃からカフェのアルバイトで接客業を経験しました。その中で、お客様のことを考えて働き、「ありがとう」と言ってもらえることに仕事のやりがいを覚えました。接客業をめざして就職活動を進めていく内に、誰もが不安を覚える金銭・資産形成の面からお客様をサポートしたいと思うようになっていきました。また、自分が生まれ育った千葉県で人々に寄り添う働き方が自分に合っていると思い、千葉県内の銀行に入社を決意しました。

■どのような就職活動を行いましたか?
3年生の内に様々な業界の説明会に参加し、自分の興味のある仕事を絞っていきました。そして、「人と関わり、人を幸せにできる仕事」という点を軸にして、4年生になる頃、接客業をめざすことを決め、小売・金融を中心にエントリーを進めました。また、3年生の9月にインターンシップに参加し、自分に合う業界・職種を見極めていきました。実際に就業体験をすることで、自分に合う、合わないがはっきりわかるのはもちろんのこと、現場で働いている人の声を聴くことができたので、とても参考になりました。

■就職活動で大変だったことは何ですか?また、どのように乗り越えたか教えてください。
多くの会社がエントリーを受け入れ始める3月に、30社ほどエントリーシートを送りましたが、4月の終わり頃まで一社も内々定が頂けず、焦りを感じていました。そんな時に、初めて最終面接まで進んだ企業があったので、進路支援センターの担当者の方にお願いして、面接練習をしていただき、初めての内々定を頂くことができました。この時に内々定が頂けたことで、気持ちに余裕ができ、その後の就職活動をスムーズに進められたと感じています。

■就職活動を通して成長したと感じることがあれば教えてください
就職活動を通して、自分自身の知見を広めることができ、自分の成長につながったように感じます。就職活動の中で、グループワークやグループ面接で、他の学生が自分と同じ質問に対して全く違う意見や考え方を持っていることが分かった時には、他の人の意見に刺激されて自分自身の知識が深まったと感じています。資格取得に関しては、1年生のガイダンスの時から進路支援センターの方が秘書検定や簿記検定を受けるメリットなどを詳しくお話しして下さったことで、エントリーシートの資格記入欄を充実させることができました。私は進路支援センターの資格対策講座を受講し、1年次に秘書検定二級、2年次に秘書検定準一級を取得しましたが、進路支援センターの方の説明がなければ、秘書検定によってビジネスマナーを身に着けることができることも知らないままだったと思います。
また、「色彩の科学」という授業では、希望した受講者は色彩検定を受けることができました。色彩検定は、主にカラーコーディネーターや広告の仕事に役立つ資格ですが、就職活動とは関係なく、自分が授業で学んだ内容の確認として挑戦するものと、鬘谷先生がアナウンスしてくださいました。そのため、色彩検定3級を取得したのですが、大きな企業の時のみ、エントリーシートに記入をしてみました。すると、面接官から「どんな事を勉強したの?」「どんな資格なの?」と質問され、会話が弾むことがありました。このように、学科も担当も違う鬘谷先生の授業からも助けられた就職活動だったと思います。

■今後の目標や抱負をお聞かせください
銀行は、様々な専門知識を要するとともに、昇格には資格の取得が絶対の仕事です。そのため、大学で様々な資格に挑戦したことや勉強を続けた経験を忘れずに持続していきたいと思います。また、私は進路支援センターの方にたくさん頼って支えて頂いたので、これからも、時には誰かに相談しながら成長していきたいです。自分が入社を決めた理由、「人と関わり、人を幸せにできる仕事」であることを念頭において、お客様一人ひとりに向き合える銀行員をめざしたいと思います。

■高校時代、大学や進路についてどのように考えていましたか
高校1、2年生の時は、大学で学んだことが仕事に直結すると考えていました。そのため、受験勉強を始めたばかりの頃は、将来の進路につながる経済学部や国際学科などに進学しなくてはいけないというイメージを持っていました。しかし、先生や親と相談していく内に、大学が将来の仕事内容に直結するというイメージから、「好きなことを好きなだけ勉強できる最後のチャンス」というイメージに変わっていきました。そう考えるようになってからは、本が好きだったので、もっと日本語や日本の伝承文芸について知りたいと思い、文学部をめざすようになりました。数年後には、文学部の就職先はなくなるといわれる中で、文学部に入るのは勇気がいりましたが、実際に就職活動を終えてみると他の学科の人と何も違いがないことが分かりました。今、振り返ってみると、大事なのは、どの大学・学科に入るかではなく、そこでどのような学生生活を送ったのかが重要なのだと思います。

■進路支援センターの魅力を教えてください
どんな時も助けていただけることが一番の魅力です。就職活動は基本的に個人プレーです。友達と一緒に説明会やインターンシップに参加しても、友達も自分もその企業を受けるとは限りません。常に自分がどうするのかを、自分で考えて動かなくてはいけないので、どうしても漠然とした不安や心配が付いてきます。それでも、進路支援センターに行けば、スタッフの皆さんが励ましてくれたり添削をしてくれたりと、様々なサポートをしてくれます。そのおかげで、自分に自信をもって選考を進めることができたと思います。また、対面授業の合間に就活の面接などの予定が入ってしまった時も、進路支援センターの部屋でパソコン・照明などの機器を貸し出していただけるので、授業との両立もできました。私は、4年生の2月頃から2週間に一回以上のペースで進路支援センターに顔を出していましたが、まだ就職活動を続けていたり、始めるのが遅かった友達に聞くと、3年生の時の学科別の個人面談以降、まったくセンターへ連絡していなかったそうです。そのことからも、やはり早めに進路支援センターを活用して、密に連絡を取り合うことが大切だと思います。

■高校生へメッセージをお願いします
大学受験が始まることを想像すると辛いかもしれませんが、自分が今、何が好きで、どんな学生生活を送りたいかを常に考えて後悔のない学生生活を送って下さい。また、受験だけでなく残り少ない高校生活も全力で楽しんでください。

― 進路支援センターのカウンセラーよりメッセージ ―
最初はなかなか内定が出ないと落ち込んで相談に来ましたが、「人と関わり、人を幸せにできる仕事をしたい」という思いを、明るく自信を持って面接で伝えられるよう、サポートしました。


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