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宝石タイプ別インタビュー

Be a Shining Jewel

アナログとデジタル、両方の視点から「芸術」が学べます!

サファイア

小倉 佳奈さん

人文学部 日本文学文化学科 文化芸術専攻 3年(※取材時)
出身高校:千葉県立千葉南高等学校

Q1. 和洋女子大学に「入学した決め手」を教えてください!

私は、芸術、特に油絵を学べる大学や専門学校などの進学先を探していました。他の大学や専門学校は、アナログよりもデジタルに特化した先端技術系が多く、なかなか油絵を描くことができる大学を見つけられませんでした。もう一つのきっかけは、4つ歳上の姉が和洋女子大学に通っていたこと。日本文学文化学科 文化芸術専攻の少人数教育でアットホームな雰囲気と、2年間にわたって日本文学や文化芸術の基礎を学ぶことができるところに惹かれました。もちろんデジタルの授業もあり、アナログとデジタルの両方を学べることも魅力的でした。
その後、オープンキャンパスや里見祭、文化芸術専攻の卒業展覧会などに足を運び、先輩の楽しそうな様子や大きな油絵などの素晴らしい作品に圧倒され、入学を決めました。卒業展覧会は誰でも入場できるので、芸術系の学部や専攻を考えている方は、ぜひ見に来てください!

Q2. 授業では、どのようなことを学んでいますか?

1〜2年次は芸術や古典などの分野を幅広く学びました。美術の実技だけでなく文化も学ぶことができ、昔の人の思考に触れる楽しさを感じました。3年次からは文化芸術専攻に進み、芸術に関する知識や技能を中心に学んでいます。実技の授業では「デッサン応用」、「油彩画応用Ⅰ」などを履修しています。また、博物館学芸員にも興味があり、学芸員の資格取得をめざして勉強しています。
特に好きな授業は「油彩画応用」。昔の人が描いた本物の絵画を模写するのですが、とにかく「似せる」のが難しい。特に人物画は、目や鼻の位置が少しでもずれると別人の絵になってしまいます。それでも、先生の指導を受けながら少しずつ「似てきたな」と実感するたびに、やりがいを感じますし、隣で模写をしている同じ専攻の友達との雑談も楽しいポイント。授業は毎週土曜日にあるのですが、いつも土曜日が楽しみです。授業外でも、夏休みに登校して自主制作を進めたり、家でもPCで絵を描いたりしています。

Q3. 大学の自慢できるところ、お気に入りの場所はありますか?

好きな場所は、東館13階の「アカデミック・アーツ」です。文化芸術専攻の実技の授業を行う教室で、中学校や高校の美術室のようなイメージです。景色も綺麗で居心地がよく、文化芸術専攻の家のような場所。教室の近くに学科スタッフの職員がいる事務室もあり、よくお邪魔しています。大学の自慢できるところは、先生だけでなく職員の方も優しくて、学生に対して親身になってくれるところです。今までお世話になった、学生課や進路支援センターの職員の皆さんは、とても優しくて親しみやすい方々ばかりでした。

Q4. 大学生活を通じて「自分自身が成長できたこと」はありますか?

私は大学で初めて油絵にチャレンジし、日々増えていく課題を消化することで精一杯でした。ただ、オンライン授業だったので周りの経験者と比べられることがなく、逆に安心して自分の技術を伸ばすことに集中できたと思います。価値観や考え方の面では、”食わず嫌い”がなくなったと思います。デッサンなど美術の実技以外にも様々な共通教養科目の学びに触れ、「こんなにも知らないことがたくさんあって、それが自分の興味があることにも還元できるんだ!」と実感しました。また、アルバイトや今後の就職活動に活かしたいと考え、進路支援センター主催の「秘書技能検定試験講座」に参加して勉強し、秘書検定2級の資格を取得しました。

Q5. 入学する前と後では、大学の印象は変わりましたか?

入学前から変わらず、綺麗で過ごしやすい大学だと感じています。大学には気難しくて近寄り難い先生が多いと思っていましたが、実際は親しみやすくて優しい先生ばかりで、楽しく授業を受けられています。驚いたのは、対面だけでなくオンラインでも、先生が個別指導をしてくれたこと。和洋女子大学は先生と学生の距離が近く、たくさんコミュニケーションを取れるので、授業内容の理解も深まります。 また、学食のメニューが想像よりもはるかに美味しくて感動しました。ぜひ一度食べに来てもらいたい!と自信を持って言えます。おすすめは、南館1階カフェテリアの醤油ラーメンとオムライス。女性に合わせて量が少なめなところも嬉しいですね。

Q6.  大学生活の楽しみや、夢中になっていることはありますか?

友達と授業などの話をすることが楽しいです! 入学してから2年間はずっとオンライン授業で、ほとんど友達を作る機会がなく、孤独に授業を受けていましたが、3年次から対面授業がスタートし、大学生活に友達がいる楽しさや喜びを知りました。大学1年生の春のような気持ちで過ごしています。
そして現在、大学3年生として夢中にならざるを得ないことは、就職活動。進路支援センターの皆さんの親身さと「学生全員を就職させる」という熱意がすごく、3年次には学生全員の希望進路を叶えるための個人面談も実施してくれます。目まぐるしい日々で自分と向き合う時間がなかったのですが、大学主催の「就職活動基本講座」で自己分析を行ったり、学内外のセミナーやイベントに参加するうち、就職活動に夢中になっていました。最近は、行き帰りの電車内(往復1時間弱)で企業を調べることがマイブームです。

Q7. 最後に、今後の目標や将来の夢を教えてください!

直近の大きな目標は卒業制作です。入学前から先輩の素晴らしい作品を見て毎年感動していました。私も大学4年間の集大成として、見た人を感動させられるような作品を仕上げたいと考えています。
将来的には、人と関わる仕事に就きたいと思い、学芸員をめざして資格取得に向けた勉強をしています。文化芸術専攻の授業で芸術分野に触れるうちに、芸術を取り扱う「展示」に惹かれるようになりました。特に、様々な人に作品を見てもらうため、展示場をどのように企画してデザインするかを考えるところに面白さを感じます。興味を持っている分野は、老若男女が楽しめるように目線をうまく設計する「ユニバーサルデザイン論」など。日本文学文化学科の文化芸術専攻で身につけた多角的な思考力と表現力を駆使し、来場者全員に楽しんでもらえる展示づくりに携わりたいです。

高校生のみなさんへメッセージをお願いします!

和洋女子大学は、安心して学べる環境が整っている場所です。人と人との繋がりが温かく、いい意味で賑やか。そして学食が美味しい(笑)。専攻に分かれるのが3年次からなので、「美術は好きだけど、進路は時間をかけてじっくり考えたい」という方におすすめです。
私はAO入試(現:総合型選抜)で受験したので、夏休みは毎日のように高校に通って準備をしていました。当時はとても大変でしたが、そのときの頑張りが今の自分の一部となって、私を支えてくれています。合格に向けて、今できることを頑張ってください。皆さんの努力が最大限に発揮できるよう、心から応援しています!