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2024年度 教職課程の「介護等体験」がスタートしました

教職課程の「介護等体験」は、中学校教諭免許状取得の必須条件です。小学校および中学校の教諭普通免許状を取得するためには、障害者や高齢者等に対する介護や介助、交流等の体験(介護等の体験)が義務づけられており、和洋女子大学では3年次の必修科目として位置づけ、特別支援学校に2日間、社会福祉施設に5日間の体験実習と事前事後学習を実施しています。

5月11日、3・4限に「介護等体験」の事前学習の授業を行いました。3限では、和洋女子大学に隣接する、筑波大学附属聴覚特別支援学校の半沢康至先生と奈良歩先生による特別講義、4限は、教職課程を履修した先輩の在学生による体験談をもとにした質疑応答で、実習の具体的なイメージを膨らませる授業を行いました。

【写真】半沢先生と奈良先生による特別講義の様子

【写真】グループワークに参加する学生たち

特別講義では、「介護等体験に向けて-心がまえと諸注意-」といったテーマで、①「聴覚特別支援学校とは」、②「介護等体験実習の内容」、③「コミュニケーションを考える」、④「心がまえと諸注意について」の4つのテーマで、お話しいただきました。また、コミュニケーションを考えるための学習では、4歳の女児が鏡の前で先生と口のかたちや指を舌にあて「か」を発語する練習動画に心打たれ、「指文字」を使って自己紹介をするグループワークに学生たちは夢中になりました。

グループワークの最中、奈良先生が教室を巡回しながら、参加した学生たちに笑顔で声を掛け、アドバイスしてくださいました。奈良先生は、和洋女子大学 家政福祉学科の卒業生でもあります。現在は、筑波大学附属聴覚特別支援学校の中学部3年の担任をされており、その活躍する姿に、学生たちには女性教員のロールモデルとして、刺激を受けたようでした。また、タブレットを使った演習について、学生たちは聴覚障害のある生徒たちにICTの教材が有効であることを理解し、「私の授業でも、利用してみたい!」と前向きな声も聞こえました。

【写真】楽しく「指文字」について学びました

 【写真】「介護等体験」の体験談を話してくれた4年生

4限では、英語コミュニケーション学科4年の阿部那月さんと、家政福祉学科4年の山田梨沙さんが、「介護等体験」の授業を経験し、実際の体験から学んだことについて、具体的なエピソードを交えて話してくれました。参加した3年生は、先輩方の体験談に耳を傾けながら、「体験前にやっていたほうがよかったと思うことは何ですか?」、「小学1年生と一緒に遊んだと言っていましたが、どんな遊びをしましたか? その時、気をつけた方が良いことは何ですか?」など、積極的に質問をしていました。

早い学生は、来月から「介護等体験」が始まります。なかなか経験できない体験を通して、新たな気付きや発見を得たり、来年に行われる教育実習のプレ実習としての経験を積んだり、3年生たちは、この授業で充実した学びを得たようです。

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