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看護
健やかな老年期を支える老年看護の実際を学ぶ「老年看護援助論」
3年次前期の必修科目「老年看護援助論」では、加齢に伴う障害や何らかの病気により入院、治療が必要となった高齢者の健康回復を支え、生活の質の向上をめざし、よりよい老年期をおくることができるための基礎的知識と技術を修得します。老年看護学における最重要課題ともいえる「認知症ケア」、本学科では最新の認知症ケア理論「ユマニチュードR」に基づき、講義、演習、実習と1年次から4年次にかけて段階的に学び、その知識と技術を身に着けていきます。「あなたを大切に思う」、その心を実際の技術でどう表現し相手に届けるのか。想いだけでは看護はできず、ユマニチュードRの哲学と技術が合わさってはじめて、相手にケアを届けることができることを学生は実感し、後期の病院実習へ向けて気持ちを引き締めています。

【写真】4つの柱の一つ「立つ」について、インストラクターの先生の実演をメモを取りながら見つめる学生たち
この日の授業では「認知症ケア・ユマニチュードR実践演習」をユマニチュードR認証インストラクターの先生をお迎えして学びました。学生たちは、実際にユマニチュードRを構成する「4つの柱」と「5つのステップ」を患者役、看護師役になりながら演習し、演習後半は、その技術を基盤にした「体位変換」「オムツ交換」への応用をデモストレーションと説明を受け学びます。学生はこの演習授業を通し、認知症ケアの奥深さを実感し看護学生として成長していきます。

【写真】わかりやすく解説してくださるインストラクターの先生

【写真】演習の様子を撮影して、自分たちで振り返れるようにしています


【写真】体位変換を学ぶ学生たち