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看護学科の「看護学セミナー」を開講しました
看護学科では、新1年生の必修科目「看護学セミナー」を開講し、4月末に大学施設の佐倉セミナ―ハウス(千葉県佐倉市)にて1泊2日の宿泊研修を行いました。学生たちは、宿泊班ごとに体を動かすレクリエーションを行い、共同生活をする友人や教員との仲を深めていきました。同級生や教員陣とコミュニケーションを密にとりながら、大学生活の基本ルール(時間管理や自己学習)を学習しました。
研修では、将来、ケアの提供者となる立場である自分自身がwell-beingの状態を保てるよう、自身の体と心をセルフマネジメントする基礎を学びました。さらに、看護学の修得に必要な協働学習(グループ討議や発表)を通して、入学前からの課題であった、自分が推薦する「忘れられない看護エピソード」※を紹介し、「こんな風にできるようになりたい看護」について相互に語り、考察しました。
※日本看護協会の事業でホームページに様々な忘れられない看護の実際が紹介されています。

【写真】やや緊張しながらも真剣な表情で看護エピソードを発表する学生たち
さらに、それぞれの学生が、自分の人生において「看護」という夢を実現するための「人生デザイングラフ」を描き、それを達成するために必要な事柄をグループで言語化・構造化・可視化し、発表しました。この頃には、パソコンの操作もすっかり上達し、それぞれ独自性のある成果発表に皆が触発され、活発な意見交換が交わされました。新1年生にとって、他者と協働して学ぶこと、看護学を学ぶ立場にあり目標を持って大学生活を過ごすことをより実感した2日間となりました。


【写真】和気あいあいとしたグループワークの後は活き活きと発表をする学生
自由時間にはバトミントンや卓球などで体を動かしたり、屋内外で友達と会話が弾んだりと、学生それぞれに楽しむ様子が見られました。
2日目の朝活プログラムとして、佐倉市の地域団体「ももクリ佐倉」を訪問。木漏れ日の差し込む中、竹林と田んぼに囲まれた古民家を背景に、学生と地域の方々が一緒にダンスや会話を楽しむ、well-beingな場面が見られ、ケアの対象となる人々の背景には、それぞれ日常の生活像があることも学びました。

【写真】新入生の全員でレクリエーションを楽しみました

【写真】地域の方々と有意義な時間を過ごしました