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心理

「自分の心に目を向け、理解を深めることが大切」(萩原千晶助手)

心理学科 萩原千晶助手
着任:2025年2月
最終学歴:早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程 修了

――専門・研究分野について
専門はパーソナリティ心理学で、自分を犠牲にして他人を優先させてしまう、非緩和共同性という傾向の強い人々の適応について修士課程・博士後期課程で研究に取り組んできました。非緩和共同性は女性に期待される性役割の負の側面を反映しており、他者を支えることを社会的に強いられることにより生じる性格とされています。最近は、性別によって異なる社会化や役割期待が、人々の心理や行動にどのような影響を与えるのかについて、関心をもっています。

――心理学を学ぼうと決めたきっかけやエピソードを教えてください
大学時代の就職活動で「おとなしい性格は評価されにくい」と感じ、その違和感の理由を知りたいと思ったことが、心理学を学ぼうと決めたきっかけです。当時は日本現代史を専攻していましたが、人の内面への関心が高まり、修士課程から心理学を専攻することにしました

――先生にとって「心」とはなんでしょうか?
私にとって「心」とは、自分では気づきにくいものと思います。人は自分が思っている以上に社会や周囲の影響を受けており 、本当の自分の心は見えにくくなっています。知らず知らずのうちに自分の可能性を狭めてしまわないように、自分の心に目を向け、理解を深めることが大切だと考えています

――和洋女子大学の学生たちの印象は?
資格取得やボランティア活動に積極的に取り組み、堅実に学生生活を過ごしている方が多いという印象を受けました。先生方との連携を大切にしながら、自分に必要な情報や活動を主体的に見つけ出している、実直で真面目な学生の方が多いと感じています。

――趣味や、今、特に興味を持って推しでいることなどはありますか?
高校時代からサカナクションというバンドが好きで、今もよくライブに足を運んでいます。その他にも様々なアーティストの音楽を聴くことが好きです。また、休みの日は、家で過ごすというよりは、カフェや勉強スペースで作業をしたり、買い物に行ったり、美術館や博物館に出かけたりしています。

――学生たちへのメッセージ
誰かの意見や世間の価値観だけをみて、自分の可能性を狭めてしまうことがないよう、「本当に自分がやりたいことは何なのか」と自分自身に問い続けて、納得のいく人生を歩んでいただければと思います。

心理学科では体験による学びを重視し、「できる」「わかる」「ためす」という学びのサイクルを大切にしています。
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