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心理

心理学科の施設、「臨床心理実習室」を紹介します(Vol.2)

和洋女子大学の人文学部 心理学科の施設「臨床心理実習室」を紹介します。前回の「臨床心理実習室」紹介記事に続く第2弾です!

公認心理師養成カリキュラムの学部課程において、厚生労働省が含むべきものとして25科目があります。その中に「心理演習」があります。心理学科では、その科目を「臨床心理演習(心理演習)」という名称で3年次の前期に展開しています。この科目では、大きく分けて心理面接、心理検査、事例の3つを扱います。その中の「心理面接」では、臨床心理実習室の面接室と観察室を使用して展開される家族療法に関する授業も含まれています。授業は実際に家族で向き合って話をしている状況を模擬的に作り、そこでのやりとり(ロールプレイ)を観察します。具体的に面接室では、ファミリー・ロールプレイ(家族模擬面接)として、カウンセリングの対象となる家族とカウンセラーの役割をそれぞれ演じてもらいます。

和洋女子大学の心理学科を卒業後、大学院へ進学または定められた施設での実務経験を積むことによって公認心理師の国家試験受験資格が得られます。

【写真】臨床心理実習室の設備「面接室」の様子

観察室では、観察チーム役が待機しており、室内の映像・音響機器を使用して、面接室の様子をリアルタイムに観察してやりとりをより詳細に実際の場面に近い状況で観察される側に負担をかけないような形で見ることができます。

【写真】臨床心理実習室の設備「観察室」の様子

実際に授業に参加した学生たちは、「話の内容だけでなく、クライエントの姿勢や話し方、話すタイミングなどにも注目して家族面接を行うことが重要であると思った」、「家族療法では、観察者からアドバイスをもらうことや、一旦面接の内容を振り返ることが重要だと思った」、「観察者とチームを組んで情報の共有やアドバイスをもらうことが大変重要だと思った」、「複数人で面接を進めていくことが印象に残った」など、一対一のカウンセリングとは違った体験ができたことで、カウンセリングに対する知識がさらに広がったようです。

今回は、臨床心理実習室の概要を含めた「臨床心理演習(心理演習)」での利用方法と、授業に参加した学生たちの感想を紹介しました。

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