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心理

心理学科の施設、「臨床心理実習室」を紹介します(Vol.1)

和洋女子大学の人文学部 心理学科には「臨床心理実習室」があります。この施設は主に、臨床心理学の演習や実習のために利用されることを想定して2019年秋に完成。竣工後、2020年より現在に至るまで「臨床心理演習」、「発達臨床心理学実習」、「臨床心理実習Ⅰ」等の授業で用いられてきました。今回は、臨床心理実習室の利用状況の一部を施設の紹介も兼ねて公開します。

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【写真】臨床心理実習室の設備1(子どもたちを遊ばせることのできるスペースのあるプレイルーム)

【写真】臨床心理実習室の設備2(実際に面接を行うことのできる面接室1と面接室2)

【写真】臨床心理実習室の設備4(観察室とリアルタイムにモニターおよび録画できるシステム)

公認心理師養成カリキュラムの学部課程において、厚生労働省が含むべきものとして25科目があります。その中に「心理演習」があります。心理学科では、その科目を「臨床心理演習」という名称で3年次の前期に展開しています。 この科目では、大きく分けて心理面接、心理検査、事例の3つを扱います。その中の「心理面接」では、カウンセリング技法の基本となる「傾聴」があります。傾聴とはその名の通り、耳を傾けて話を聴くことなのですが、その際に重要となるのは理論的な学びだけではなく、実際に自分自身で「人の話を聴く」という体験です。この「人の話を聴く」ことは日頃、何気なく行っていることではあるのですが、実際にやってみると簡単なようでいてとても難しいことがわかります。

和洋女子大学の心理学科を卒業後、大学院へ進学または定められた施設での実務経験を積むことによって公認心理師の国家試験受験資格が得られます。

臨床心理学では「ロールプレイ」という学びの方法があります。役割を演じることを通して、その過程での体験によって実際の場面に近い形でより具体的な気持ちの変化や自分自身への気づきなど理解できることがたくさんあります。このロールプレイを「傾聴」の方法に組み込んで学生に体験してもらうことにより、技法としての「傾聴」とその技法を使う学生自身の様々な気づきを促すことが可能になります。一般的にロールプレイは、その場でのリアルな経験・体験で、それを振り返ることで、さらに学びを深めます。

【写真】ロールプレイの様子(学生たちはカウンセラー役とクライエント役を交互に体験します)

臨床心理実習室には録画システムが導入されており、それを実際に用いて学生の行っているロールプレイを録画。それを演じた学生たちが終わった後に動画を視聴することでふり返り、より詳細にやりとりの過程を見ることができ、さらに加えて自分自身の関わりの特徴なども深く理解できるようになりました。

今回は、臨床心理実習室の概要を含めた「臨床心理演習」での利用方法を紹介しました。

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