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心理

「人の基盤となる『心』を、日々、労わることが大切」(清水佐紀助手)

心理学科 清水佐紀助手
着任:2023年5月
最終学歴:国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科 満期修了

――専門・研究分野について
専門分野は臨床心理学で、心理学を学ぼうと思ったきっかけでもある「働く人のメンタルヘルス」について研究しています。これまでは、職場での対人関係や、対人スキルの違いによって、職務への満足感に変化が生じるのではないかと考え、職場でのソーシャル・サポートの需要量が職務満足感に与える影響についての検討をしてきました。今後も、それらを発展させた研究を行っていきたいと考えています。

――心理学を学ぼうと思ったきっかけについて教えてください
高校生の頃から心理学に興味はありましたが、大学では社会学を専攻していたため、4年生の時には、皆と同じように就職活動をしていました。就職活動をする中で、働く人のメンタルヘルスに関心を持ったことをきっかけに、就職はせず、大学院で臨床心理学を学ぶことに決めました。

――先生にとって「心」とはなんでしょうか?
「心」とは、人の基盤となるものです。「元気があれば何でもできる」というアントニオ猪木氏の言葉がありますが、これは体の元気だけでなく、心の元気も指しているのだと思っています。心は目には見えないため、当の本人もその状態が分からないこともありますが、心にスペアはありません。そのため、日々、心を労わることが大切だと思います。

――心理学を学んでいく中で、印象的なエピソードがあれば教えてください
大学院生の時に参加した、特別養護老人ホームで認知症の方のお話を聴く「傾聴ボランティア」が印象に残っています。傾聴とは、耳と目と心を傾けて聴くことです。認知症の方なので、次にお会いしても私を覚えていないことや、同じお話をされることもありました。しかし、どの方も、話をした後はすっきりと満足したような表情をされていました。この経験から、誰にとっても、人と話すことや傾聴されることの効果を実際に学んだと同時に、お話を聴く中で、その時に湧き上がる感情が大切であること、感情というものは、その人の心に強く残るものであることを感じました。

――趣味や、今、ハマっていることがあれば教えてください
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』です。中学生の頃に読んだことがあり、当時は、その面白さを理解できませんでしたが、大人になってから読み返し、すっかりハマってしまいました。登場人物たちが、困難や運命に対して、強い精神力と知恵をもって、立ち向かっていくところが魅力です。現実にはありえないストーリーですが、「精神力や知恵が道を切り拓く」ということは、現実世界にも当てはまり、そして普遍的なものだと思います。

――学生たちへのメッセージ
勉学はもちろん大切ですが、若いからこそできることはたくさんあります。時には、苦しいこともあるかと思いますが、それはすべて、皆さんの糧になると思います。限りある学生生活を思いっきり楽しんでください。

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