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“在園児の保護者に向けた子育て支援”を学ぶ、「乳児保育」の授業を紹介します
こども発達学科の「乳児保育Ⅰ」(2年次・選択科目)と「乳児保育Ⅱ」(3年次・選択科目)の授業では、乳児保育の役割や3歳未満児の発育発達の過程、子どもの特性をふまえた援助や関わりの考え方などについて学びます。担当は、小山朝子准教授です。今回は、中野打越保育園の園長の穂苅陽子先生と保育士の池田のぞみ先生、木下桃花先生をお招きして、“在園児の保護者に向けた子育て支援”について、合同特別講義を開催しました。
保育の現場では、園で子どもたちの育ちを支えることはもちろん、保護者が自ら子育てを行う姿勢と、その力を発揮できるように支えていくこと(保護者支援)も求められています。しかし、学生たちの多くは、「保護者と関わることが不安」、「漠然としていて難しい」などの不安を感じています。その不安を少しでも和らげ、保育職への理解を深めるために、現場で活躍されている保育士の先生3名が特別講師として、学生の目線で丁寧に説明してくださいました。

【写真】聴講する学生たちの様子

【写真】左から特別講師の木下桃花先生、池田のぞみ先生、穂苅陽子先生
さらに、講師の先生たちの実践例から、0歳児クラスの保護者支援では、「保護者に安心してもらうことが最大の支援」であること、それを実現するためには、①子どもたちの笑顔を共有する、②保育園の一日の生活が保護者に見えるようにする、③担任と子どもたちの関係性を保護者が見えるようにする、などの工夫やコツがあることを学びました。また、実際に保育園で保護者に配付した2歳児クラスの「クラスだより」を例に挙げ、日々の保育を発信することが保護者支援とどのように繋がるのかについても理解を深めました。

【写真】講義を興味深く聞いている学生たち

【写真】実際に紹介された「クラスだより」
特別講義の最後には、講師の穂苅園長から、「保護者支援は、保育者が1人で行うのではなく、園全体で行うことが基本であること」、悩んだら同僚や上司にすぐ相談をして、みんなで解決に向かうことの重要性を学びました。そして、新任職員でも、1人でもできることは、まずは信頼関係を育み、子どもたちにとって“大好きな人になる”ことが、保護者の安心に繋がる第一歩です。

【写真】保護者支援は、園全体で行うことが大切!

【写真】保護者の安心のために!
受講した学生たちからは、「保護者支援に対して大きな不安があったけれど、今日の特別講義を受けて、気持ちが軽くなりました」、「保護者支援は、自分には難しそうと感じていましたが、一人ではなく園全体で行うものだとわかって安心しました」、「保育士の先生方が、保育についてキラキラした表情で話しているところが素敵でした。自分もそういう保育者になりたいです!」などの感想が寄せられました。
こども発達学科の学生たちが、近い将来、子どもからも保護者からも信頼される保育者として活躍してくれることを期待しています!
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