トピックス
生活環境学科教員の活動紹介【4】下之角千草助教
2026年4月開設、生活環境学科についてはこちらから
下之角千草助教
研究内容:ウエディングドレスの印象と価値を決める要素を研究しています。学生たちにはドレスに限らず、作品制作を通して、創造力・技術力を身につけ、制作過程をポートフォリオにまとめ、自分の世界観を構築していく指導をしています。
主な担当科目:アパレルCAD実習Ⅰ・Ⅱ、アパレル生産実習Ⅰ・Ⅱ
教員プロフィールはこちらから
服飾造形 × 教育 × 実務 から広がる学び
「服づくり」の技術だけでなく、素材の特性、制作プロセス、デジタル技術、そして実務経験を統合した幅広い学びを重視しています。下之角助教は、これら多面的な視点を通じて、学生が社会や産業の中で通用する服飾造形の力を身につけられるよう、教育・研究・制作の両輪で取り組んでいます。
主な取組みと最近の活動
オンライン教材を活用した実習授業の展開
被服制作未経験の学生が増えている現状を踏まえ、実習授業の理解を支援するため、動画を中心としたデジタル教材を作成し、授業内で活用しています。作業工程や注意点を視覚的に示すことで、授業中の説明だけでなく、学生が自分のタイミングで何度でも復習できる環境を整えました。これにより、実習中の大きな間違いが減り、作業の進め方に対する理解も安定するなど、授業全体の質の向上につながっています。被服制作に不安を抱える学生にとっても、安心して実習に取り組める学習支援の一つとなっています。
【写真】「アパレル生産実習Ⅱ」 衿作り動画
【写真】動画を見ながら作業する学生
デジタル造形技術と実物制作の融合
アパレル3D着装シミレーションシステム(CLO)を活用し、仮想空間でのパターン設計と実物制作との整合性を検証。デジタルでの試作と実物の違いを可視化し、効率的かつ正確な造形プロセス構築に挑んでいます。
アパレル産業現場で培われた技術の教育復帰と応用
着任前には、ウエディングドレスのパタンナーおよびアパレル商社での生産管理を経験。この実務経験をもとに、現場で必要とされる技術や知識を教育カリキュラムに還元しています。さらに現在は、技術水準を保持するため、外部の専門講座を受講し、最新のパターン理論や縫製技術を学び直しています。
【写真】オーダードレス制作の現場で培った経験をもとに、卒業制作では仮縫いによるフィッティングを重視した指導を行っています。
【写真】ジャケット講習を通じてフレンチテーラリングテクニックを学び、製作技術を継続的にアップデートしています。 授業や実習を通して学生指導に活かしています。
創作活動とコンテスト受賞
教育・研究・実務経験を背景に、自身の創作活動も継続。近年はファッションアイテム部門のコンテストで入賞する成果をあげており、造形力と表現力の両面を兼ね備えた実践的な教育者として、学生に刺激を与えています。
「AJCクリエイターズコンテスト2025」の結果報告記事はこちらから
今後の展望
今後も、デジタル技術・素材科学・実務経験を有機的に結びつけた教育・研究を追求していきます。将来的には、ワークショップや産学連携プロジェクト、生涯学習などを通じて、地域社会や産業界ともつながる学びの場を広げていきたいと考えています。
