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家政福祉:家政

障害児に関する保育を学ぶ「障害児保育Ⅰ」(授業紹介No.22)

家政福祉学科 児童福祉コースでは、2年次後期の「障害児保育Ⅰ」(2年次・選択科目)で障害に関する基礎的な知識と特性を理解し、3年次前期の「障害児保育Ⅱ」で保育者としての基本的な援助の方法について、グループワーク、ロールプレイなどを通して実践的に学びを深めます。障害児は保育所だけでなく様々な機関が子どもの育ちを支えています。2つの授業では、障害の理解や保育での実際の関わりに加えて、保護者や障害児と関わる保健・医療・福祉、地域との連携・協働について学びます。指導教員は丸谷充子教授です。
今回、紹介する授業では、発達障害の特性を体験的に理解するために、軍手をはめたり、紙で作った筒を目に当てたりしながら、手指の細かい動きの困難さと視界の狭さを体験するワークを行いました。

軍手を二重にはめた手で、折り紙を折ります。あらかじめ素手で折り紙を折った時にかかる時間を測り、軍手をはめて折った時にかかる時間と仕上がりを比較しました。

【写真】角が合わず、なかなか折りすすめることができません

【写真】2倍くらい時間がかかったのに、素手で折ったものと比較すると、出来上がりに大きな差があります

さらに、紙で筒を作り、目に当てて視野を狭くしてジグソーパズルを完成させるワークも行いました。こちらのワークも普段の状態で行った場合と比較しました。

【写真】通常の視野では、20ピースなんて簡単!

【写真】視野が狭くなると、さっきと同じパズルなのに全然進みません

体験が終わると、「きれいに折ろうとしても指が思うように動かない。周りが終わっていく様子から、とても焦ってしまった。これまで感じたことのない苛立ちやもどかしさを感じた」、「視野が狭いとパズルがどの部分に当てはまるのか、全体像を想像することが出来なくて難しかった」、「実際に保育園などの様子を想像すると、子どもは自分の気持ちをどこにぶつけたらいいか分からず、共感してくれる人がいないと悲しい気持ちになる。保育士は、そう感じる子どもがいることに気づき、理解することが大切だと思った」、「援助をする場合、できないことに対して、急がせたり叱ったりするということは絶対にしてはいけないことだと思った」など、たくさんの気付きがありました。
この授業を通し、障害の有無に関わらず、全ての子どもが過ごしやすいインクルーシブな保育の場を創造しようとする保育者をめざします。

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