健康栄養学科の原光彦教授の共著『肥満症診療ガイドライン2022』（ライフサイエンス出版）が刊行されました。長年、小児肥満症の診療と研究に携わってきた原教授は、日本肥満学会の担当理事として、第7章「小児の肥満と肥満症」を執筆しています。刊行にあたり、原教授にコメントをいただきました。

＜原教授のコメント＞
日本肥満学会は、2000年に医学的管理が必要な肥満を”肥満症”と定義し、2006年には肥満症診療ガイドライン2006を発表しました。このガイドラインは2016年に改訂され、現在、全国の肥満症診療のバイブルとして利用されています。この度、2016年以降の肥満学の進歩を反映した肥満症診療ガイドライン2022が発刊されました。ガイドライン2022年では、小児や高齢者の肥満症に関する新しい知見や、薬物療法の進歩、高度肥満症の患者さんに対する外科療法（減量・代謝改善手術）などが取り上げられています。肥満症は、小児から高齢者まで全てのライフステージにわたる個人の健康や医療経済上の大きな問題です。肥満症における最新情報を手に入れたい方は、ぜひご覧ください。

長年、小児肥満症の診療と研究に携わってきた原教授の記事が「たまひよ」オンラインに掲載されています。
●増える幼児の肥満、その原因は？将来、病気のリスクも。幼児の肥満を防ぐ5つのポイント【専門家】
●コロナ禍で増えている子どもの肥満に専門家が警鐘！5歳以下の『幼児肥満ガイド』を初めて作成
●4歳で高血圧、悪玉コレステロールが基準値超。近年増えている幼児肥満の実態は？【専門家】

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