服飾造形学科4年次の選択科目「機能アパレル演習」では、Tシャツ、ハイヒール、マタニティ、高齢者の衣服、避難所の寝具等について、着用・使用体験や測定を行い、体験や測定から、健康で快適、安全な衣服や寝具について考え、自分の考えを発表します。この日の授業では、学生たちは高齢者疑似体験教材を装着して、様々な服を着脱し、高齢者の衣服の着脱を疑似体験しました。

高齢者疑似体験教材を着用すると、自然と手が腰に行き、前かがみの姿勢になります。視線も立っているときのバランスも違い、いつもより着用に時間がかかりました。着用体験や様々な動作を行ってみることで、どのような配慮をすれば、高齢者にとって安全で快適、健康的な衣服になるかを考えることができます。装着するときも外すときも、様々な動作や衣服の着用体験もすべて学生同士で行い、お互いの体験している様子や感想を共有しながら進めていきました。

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