トピックス
「経験や学習は貴重な財産。学び続ける楽しさを、授業や実習を通して伝えたい」(麻生保子教授)
■専門・研究分野
「生涯学習」に関する研究と「住まいと健康」に関する研究を行っています。人の健康や寿命は生まれ育った地域や環境に大きく左右されます。実際、最長寿国の日本と最も寿命が短い国では平均寿命に約33.5歳の差があります(WHO 2019)。一見、健康と生涯学習は関係がないように思えますが、あふれる情報の中から本当に必要な物を選び出し、活用するためには学び続ける事はとても大切です。乳幼児や高齢者、障害をお持ちの方など、環境調整を行う事が困難な方や、それを支える専門職への学習支援を通して、全ての方が健康に向かえるよう看護の視点で取り組んでいます。
■現在の道に進もうと決めたきっかけを教えてください
地域で看護師・保健師として機能訓練事業やデイケア、健康教育等を進める中で、対象となる方たちにとって最善な方法は何かを確認しながら進めたいと思うようになりました。そこで、地域診断や実施効果に関する研究を行うようになり、はじめは実践現場で、次に大学や研究・専門職の研修機関で、教育・研究を行うようになりました。学生と一緒に学ぶ楽しさを思い出し、再度、大学の教員の道に進むことを決めました。
■授業を通して伝えたいこと
在宅で療養生活をする方々を支援し、地域で生活をする方の健康を保持・増進するためには看護の知識のみならず、広い視野が必要となり、ご自身の経験や学習は貴重な財産となります。人と関わる職業を通し、学び続けることができる楽しさを、授業や実習を通じてお伝えできればと思います。
■学生へメッセージをお願いします
地域で生活をする方々は、様々な価値観を持っていらっしゃいます。看護の立場で、地域の方にお会いできることは皆さんの豊かな人間性を育むために貴重な機会となります。また、地域の方々も皆さんに会う事を楽しみにしていらっしゃいます。看護を通してたくさんの事を一緒に学びましょう!
麻生保子教授のプロフィールはこちらから
看護学科での学びについてはこちらから
看護学科のチバテレ制作による学科紹介動画はこちらから
和洋女子大学の 来場型オープンキャンパス についてはこちらから!