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こども発達学科 上村明准教授の共著『部活動指導員ガイドブック[応用編]』が刊行されました

こども発達学科上村明准教授の共著『部活動指導員ガイドブック[応用編]』(藤後悦子・大橋恵・井梅由美子編著、ミネルヴァ書房、2022年)が刊行されました。その読みどころを、上村准教授に解説してもらいました。



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この書籍は、学校教育法の一部改正により2017年4月1日から施行された『部活動指導員制度』に対応するためのガイドブックです。今回、私は、「第5章 思春期の身体」を執筆しました。思春期の脳と身体の発達について解説し、子どもの健康を守る視点から、部活動指導員の適切な関わりと傷害・疾病の予防方法について提案しています。

現在、日本の部活動は、大きな転換期に差し掛かっています。部活動指導員制度は、日本の教員の勤務時間がOECD加盟国で最長となっていることや部活動の顧問(教員)が専門性や経験が乏しいまま引き受けている状況を背景に、子どもたちの豊かな活動をしっかりと保証しながら教員の負担を軽減していく手段として導入されました。部活動指導員は、部活動のコーチ等として、顧問(教員等)と連携・協力しながら専門的に技術的指導を行うことができる新たな制度です。

これからの部活動を支える部活動指導員向けに、学校教育における部活動の位置づけや子どもの発達、チームのまとめ方、気になる子どもへの配慮、けがの応急処置、こころの不調への対応など、適切な指導方法について、図表やイラストを交えて紹介しています。

文化系や運動系部活に関係なく、ユース世代を教える指導者、小学校・中学校・高等学校の教員をめざす学生、教員にお勧めしたいガイドブックです。

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