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教員採用試験に合格した家政福祉学科4年生にインタビュー【2】

上代 由希野さん
家政福祉学科4年生(※取材時)

■教員をめざしたきっかけを教えてください
中学校の家庭科の先生との出会いが、教員をめざしたきっかけです。その先生は担任ではなかったのですが、生徒の小さな変化に気づいて声をかけてくれました。そんな先生の姿に憧れ、私も生徒に寄り添える教員になりたいと思うようになりました。また、家庭科は「生きる上で必要な知識や技術を学び、考え方や視野を広げられる教科」だと思うので、子どもたちにそれを教えながら、より良い人生を送れるよう、手助けをしたいと思っています。

■教員採用試験に向けて、どのような対策をとりましたか? 
筆記試験の対策として、過去問題をたくさん解きました。自分が何回も間違える問題や、正解してもあまり理解できていない問題は、参考書を読んでポイントだけを付箋にまとめた、付箋ノートを作りました。記憶に残りやすいように、音楽を聴きながら覚えたりもしていました。また、教職サポート室の先生方にいただいたプリントを解いたり、「ちば!教職たまごプロジェクト」(https://www.ice.or.jp/nc/shien/tamago/)での現場の先生方の話を聞いたりして学びを深めました。面接や模擬授業の対策としては、面接ノートや模擬授業ノートを作りました。面接で質問されやすいものや、自分の回答に対して掘り下げて聞かれそうなことなどを面接ノートに書き込んだり、模擬授業はどんな教科になるかわからないので、対策をいくつも考えて、ノートにまとめました。面接に関しては先生方に練習してもらえる回数は多くはないので、友達と一緒に練習をして、いくつもの回答パターンを一緒に考えました。

■3、4年次は実習や必修科目など、受講科目が多いと思いますが、プライベートな時間(アルバイトなど)はどのように過ごしていましたか?
3年次はオンライン授業が多く、レポート三昧でしたが、単位をある程度取っていたので、4年次はあまり大変ではありませんでした。平日の授業がない日や休日にアルバイトをしていましたが、教育実習や教員採用試験前などはアルバイトをせずに、勉強に専念しました。趣味などの遊ぶ時間は、あらかじめ時間を決めて、その時間は勉強のことは一切考えずに楽しみました。

■めざす教員像をお聞かせください
私がめざす教員像は大きく2つあります。1つ目は「生徒の小さな変化に気づき、寄り添い、しっかり指導できる教員」です。生徒を理解することは指導する上で必要になってくると思います。生徒を理解し、寄り添って、初めて生徒に響くのではないかと思っているので、生徒理解をしっかりできるようになりたいと思っています。2つ目は「家庭科という授業を通して、生徒が生きる力を養い、多様な生き方を受け入れ、広い視野を持つことができるような『考える授業』を行える教員」です。家庭科は「生きる」ということに密接していて、ただ理解するだけではなく、変化する時代に合わせて、生徒たちがよりよく生活するために必要な教科だと思います。生徒の実態に合った内容を考え、生徒の思考を止めない授業ができるようになりたいと思っています。

■教員をめざす在学生たちにメッセージをお願いします
教職課程は、やらなければいけないことも多く、大変だと思いますが、「教育」を学ぶことで、自分自身の考え方や視野が広がります。実習などで不安を持つこともあると思いますが、不安がない人はいないので、たとえ失敗しても、それをバネにして頑張ってほしいと思います。また、学生のうちにできることをたくさん経験して、大学生活を楽しんでください。その経験が様々なところで活かせると思います。何事も諦めずに頑張ってください。応援しています。

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