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教員採用試験に合格した家政福祉学科4年生にインタビュー 

小見山愛美さん
家政福祉学科4年生(※取材時)

■教員をめざしたきっかけを教えてください
“誰かに影響を与える人になりたい”という想いから、自分自身が影響を受けた職業の一つである“教員”をめざすようになりました。家庭科は、生活に密接する科目であり、衣・食・住以外にも介護や福祉など、幅広く学びを深めることができる科目です。広い視野で物事を考えることで、生活力だけでなく、世の中を変えることのできるような創造力が身につくと考えています。より良い未来に貢献できる教科であると思い、家庭科の教員をめざしました。

■教員採用試験に向けて、どのような対策をとりましたか?
好きなことを学びに繋げる方法で苦手や不安と向き合い、試験までの時間を過ごしました。人前で話すことは苦手でも、動画を観たり、本を読んだりすることが好きだったため、話が上手だと感じる方の動画を観て、話し方や伝え方について分析をしたり、会話力に関する本を読み、勉強してきました。また、耳からの情報を整理することにも苦手意識があったため、好きなアーティストのラジオを聞くことから始め、聞く力を鍛えたりしました。コミュニケーションが苦手なら、話す機会を作り、経験を積むという方法が一番の近道だと思いますが、苦手なことに正面から向き合うことが難しい時期もあると思います。方法は様々ですが、好きなことを学びに繋げることも一つの手段だと思うので、皆さんも色々なことを模索しながら自分に合った方法を見つけ、苦手や不安を改善して欲しいなと思います。

■3、4年次は実習や必修科目など、受講科目が多いと思いますが、プライベートな時間(アルバイトなど)はどのように過ごしていましたか?
 授業の時間とそうでない時間の切り替えを大切に生活してきました。授業以外の時間は、アルバイト(週3〜4回)に加え、学内ボランティア(わよボラ)やオリンピックのボランティア活動を行っていました。また、企業への就職も視野に入れていたので、インターンシップ等の就職活動も並行して行っていました。教職課程を履修していると忙しく、我慢しなければならないことが多いイメージがあるかもしれません。ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの物事がオンラインとなり、今の世の中だからこそ、やりたいことを並行しながら充実した時間を過ごすことができるとも感じています。教員をめざし、今、学習している皆さんも、身体は壊さないように、悔いのない学生生活を送って欲しいと思います。

■めざす教員像をお聞かせください
家庭科教育を通し、生徒一人ひとりの心の成長を支え、より良い世の中をつくるきっかけづくりができるような教員になりたいです。家庭科は技術科目であり、調理や裁縫が苦手な生徒は、授業に対し、苦手意識を抱いてしまう場合もあると思います。私は、技術だけでなく、仲間と協力して料理や作品を作ることで得られる、心の成長も評価し、生徒たちの自己肯定感を高めることができるような教員になりたいと思っています。また、大学での福祉や心理学等の学びを生かし、介護・福祉・保育などにも力を入れ、家族や地域の人々との関わりについて考えを深める授業作りをしていきたいと思っています。

■教員をめざす在学生たちにメッセージ(やアドバイス)をお願いします
「“今、目の前のことに全力を尽くすことができる人”は、“一生、努力が出来る人”として評価される」という言葉を大切に生活してきました。新型コロナウイルス感染症の影響で、思うように生活することが出来ず、本当に辛いことがたくさんある世の中だと思います。でも、そんな“今”の時間を大切に、“全力”で生活することが出来れば、きっと良い未来が訪れると思います。皆さんが素敵な教員となれることを願い、心より応援しています。悔いのないよう、頑張ってください!


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