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教員採用試験に合格した日本文学文化学科4年生にインタビュー

日本文学文化学科4年生(※取材時)

■教員をめざしたきっかけを教えてください
中学校時代、良い先生に恵まれず、苦い経験をしたことから、「このような経験をした自分こそ、生徒の気持ちに本当に寄り添える教員になれるのではないか」と、思ったことがきっかけです。

■教員採用試験に向けて、どのような対策をとりましたか? 
筆記試験の「専門教養」では、自分にあった教材選びに時間をかけました。私は短期集中型のため、あまり厚くなく大体のことが網羅できる教材をメインに使い、問題を解いて不正解だったり、回答不可能だった問題に関する知識を深めるための参考書を別に用意して勉強しました。また、一次の集団面接や個人面接の対策は、教職サポート室の先生方からいただいたプリントを用いて、自分だったらどのように考えるだろう、友人だったら、先生方だったら、と様々な人の意見を取り入れながら熟考をしました。また、「ちば!教職たまごプロジェクト」に参加し、現場の先生方のお話を聞いて、自身の考えを深めていきました。私自身、面接に関しては実際に現場の先生方といろいろなお話をして、培ったことがかなり多かったです。
 
■教員採用試験の勉強と並行して公務員試験の勉強をすることはできますか?また、最終的にどちらを選ぶ人が多いですか?(この質問は在学生からの質問です)
公務員試験の勉強に関してはあまり詳しくはありませんが、教員採用試験と公務員試験は似て非なるものだと思うので、並行して勉強することは不可能に近いのではないかと思います。教員は未来を担っていく子どもを育てていく、子どもたちの人生に触れる職業です。まず、公務員と教育公務員がどのように違うのか、ということを調べて、じっくり考えてみてはどうでしょうか。

■3、4年次は実習や必修科目など、受講科目が多いと思いますが、プライベートな時間(アルバイトなど)はどのように過ごしていましたか?
私は1、2年次の前期と後期でかなり頑張って単位を取得したので、3、4年次の単位取得はそこまで大変ではなかったように思います。オンデマンドで授業が行われたこともあり、プライベートの時間はかなり多かったです。私はサークルに入っていないので、たくさんアルバイトを入れていました。

■めざす教員像をお聞かせください
私がめざす教員像は大きく2つあります。1つ目は生徒に寄り添い理解できる教員。2つ目は指導に道理が通っており、生徒の目線に立って話せる教員。まず生徒理解ができていなければ、教育はできません。生徒に寄り添い、理解して、初めて授業や生徒指導など、さまざまな教育活動が展開されていきます。まずはそれが当たり前にできるようになりたいです。次に、道理を通すということは、生徒だけでなく保護者と接していく上でも求められてきます。道理が通っていなくては、大人であろうと子どもであろうと理解も納得もできません。子どもに指導していくためには、その道理を生徒がわかるようにかみ砕かなければなりません。そこには教員の人間性や知識経験が求められます。それができている教員は、生徒からも、保護者からも、他の教員からも信頼されていると感じています。

■教員をめざす在学生たちにメッセージをお願いします
教職をめざす在学生の皆さんは、多くの単位を取り、実習にも行く必要があるため、本当に大変だと思います。しかし教職課程は「人を育てるための勉強」です。卒業後、教職に就かないとしても、「人を育てる」知識や経験は、今後、必ず活かされると思います。諦めずに頑張ってください。応援しています。

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